八方尾根のリフトを使ったのに・・・唐松岳も五竜岳もピークは踏めてません。
なおかつ遠見尾根でビバーク、というお恥ずかしい敗退ぶりです。 そもそも2泊3日で爺ヶ岳まで行く計画だったという・・・。
猛暑の中「登山道=人の列」状態の八方尾根を頑張って登りました。
ゴールデンウィークの高島トレイルテント泊縦走の方がアップダウンはキツかったのですが、暑さと大渋滞の分だけ今回の方がキツかったです。
特に相方は調子が悪く、水分とウィダーインゼリー摂取が精一杯、普通かもしれないけど大食漢の彼には珍しいこと・・・当然多量の食糧もただの重石に。
今思えば、唐松岳でテントを張るべきでしたが、唐松岳まではコースタイムくらいだったので長休憩のあとそのまま五竜岳へと進んでしまいました。
ペースが落ち始め、五龍岳テント場に到着したのは3時半か4時ごろ?になってしまっていて、テント場は超満員、張る場所がない!こんなことは初めてです。
こんな遅い時間にテント場に到着したのも初めてで、それが一番の問題でしたが。
春にここで幕営したことがあるのに狭さを忘れてた・・っていうか、雪があるときとないときは印象が全然ちがうし(泣) 半時間ほど(?)迷いましたが、計画を変更して遠見尾根を下山し始めることに。
冬に西遠見に張ったことがあり、そのあたりはかなり広いことを知っていたからです。
でも西遠見に着く前に、広くて平坦な場所を見つけたので、登山道上だったのですがビバークさせてもらいました。
あまり長時間行動するのも危険だと思ったからです。
暗くても人が安全に通れるように灌木とテントの間に道幅を残し、フライもテントにピッタリくっつけた上でヒモも張らないようにしました。
それでも登山道上というのは申し訳ないことでした。
他にもテントを張れない人達が(私たちよりずっと早く五龍岳に着いたにもかかわらず)大勢いるとのことでした。
テント場以外のあちこちに何張りかは見えましたが・・。
他の方々は?
もうひとつ不思議だったこと。
ビバークして、早朝4時頃、五竜岳から下りてくる人の足音で目が覚め、慌てて起きて「ごめんなさい!こんなところに張って。」と謝ると、「いえ、大丈夫ですよ。通れますから。こっち、唐松岳ですよね?」と言う人がいたこと。
違います、ここは遠見尾根でこのまま行くと下山してしまいます、と言ってもすぐには信じてもらえませんでした。
ふたりで地図を指し示して「私たちは何度も来てるので絶対間違いありません」と言ったらやっとわかって下さって登り返して行かれました。
その方は上でちゃんと道標を確認されたそうなのでほんとに不思議でした。
暗いうちから行動するのは危険ですね。
花はシモツケソウが満開で、ヒメトラノオ、クルマユリ、ウツボグサ、ヒメシャジン、ウスユキソウ、ウメバチソウ、チシマギキョウ、マツムシソウ、その他いっぱい咲いてました。