北岳(バットレス)

(記・小山 勝彦

H6年9月23日〜25日

SL白子
 SL永野  田部  伊藤  白子  小山  計6名

9月22日
22:00 頃和歌山出発。 ベースとなる白根御池に着いたのが9月23日昼過ぎだった。 疲れていたため当日の登はんは中止。 夕食後、 田部さんは爆睡し、 他はトランプにうち興じた。



9月24日
4:00 起床、 6:00に出発する。 まだ薄暗いが隣の泉州山岳会はとっくに出発していた。
7:30 過ぎに取り付きに到着し、

8:00に登はん開始するが、 順番待ちの時すごく寒かった。 登はん中ときどき雨が降った。

16:30 頃10ピッチ目終点で1時間ほど順番待ち。

17:00 過ぎ、 日が暮れるまでに残り4ピッチ登る事は困難と判断し下降を始めるが、 1ピッチ降りて暗くなった。 さらに2ピッチ降りて21:00過ぎビバーク。 24:00過ぎから雨が降り出し朝まで降った。

9月25日
6:00 出発、 c ガリーを横断し b ガリーへ行ったが、 c ガリー大滝を下降することとし再び c ガリーへ戻り下降。
c ガリー大滝を2ピッチで終了し先日の取り付き点のすぐ脇に降り立つ。 このとき10:00。
ベースに12:00頃到着。 昼食を採り15:30テント撤収出発。
19:00 広河原出発で和歌山には9月26日4:30頃到着。 9月25日はドピーカンだった。

反 省  
登はん中ときどき雨が降り悪い条件だった。 また、 判断が遅れ雨中のビバークとなった。
1 引き返す判断が遅れた。 → ビバークとなった。
   (対策) 引き返す時間etc.の条件を予め決める。 状況を良く把握する。
2 ビバークの用意がなかった。 → 雨に濡れて非常に寒い思いをした。
  (対策) ツエルトを持っていく。 火器を持っていく。 食料を十分に持っていく。 いかなる時もビバークの可能性を意識する。
3 夜間の行動となり危険だった。
  (対策) 引き返す判断etc.を早くし、 夜間行動は極力避ける。