大普賢岳

(大 峰)

(記・小山 勝彦

平成7年2月18日〜19日(天候 晴れ)

CL脇本  SL美崎  井本
  大畑  小山  計5名
    

2/18
先発、 美崎・井本組、 後発、 脇本・大畑・小山組で集合していた。

2/19
6:55 わさび谷出発。
7:55 小休止 (大畑、 小山、 キジ)
8:50 はじめて現れた氷瀑の下でアイゼンをつける。
9:55 10mほどの滝の下、 沢は左手の方へまがっている。 ここで、 大畑、 小山、 垂直登りに初トライ。 写真におさめる。 アイスクライミングに来たパーティーが (3人) 追い抜いていく。 滝の右手を登り上に立つと、 正面に50mぐらいある氷瀑が見える。 アイスパーティーは、 正面の滝の方へ、 私らは尾根をはさんで左手の沢を行く。
11:15  右手の支尾根を登りつめると (ラッセル・1小山) そこから先は絶壁になっており、 正面に大普賢と小普賢のコルが見えていた。 ここで小休止。 コルから地獄谷にかけて、 小さな雪崩のあとがあった。 右手の方からまいて、 コルへまっすぐに登った。 (ラッセル・2大畑)
12:55  大普賢着。 石の鼻〜笙の窟から和佐又ヒュッテ〜わさび谷。

 天気が良く、 雪もあまり多くなく体力的に楽な山行だった。 (雪が多かったら、 とても1日じゃ行けない。) また、 和佐又ヒュッテからわさび谷まで車で帰ることができ、 時間的にも早く帰途につくことができた。
地獄谷には多くの氷瀑がかかっていて、 なかなかきれいでした。 大畑、 小山はここではじめて氷瀑登りをしたが、 コツがあるようで、 なかなかうまく登れない。 また、 早く登ってしまわないと、 ミシンをふみだして、 どうしようもなくなってしまう。 練習が必要だ。
大普賢と石の鼻までの道は、 地獄谷側をトラバースしており、 上から見るとものすごい斜面に見えるので、 非常に緊張した。 (実は自分たちがさっき登ってきた斜面なのだが)
また、 昼からは雪がぐちゃぐちゃになってきて、 アイゼンの裏にくっつくので、 すべりやすくなるし、 アイゼンをピッケルでたたきながら歩いたので大変だった。
昼食は笙の窟で食べたが、 入口付近には50mぐらい上から、 巨大なつららが落ちてきており、 ときたま大きな音をたてていた。 ぽかぽかする昼は、 岩場では、 落つららに気を付けよう。