槍ヶ岳・奥穂高岳

(記・道屋 悦司

H6年8月14日〜18日

道屋悦司  道屋雅之 

8/14 (晴)
 朝6時20分上高地バスセンターに着、 登山届を提出して山靴に履き替えて、 槍沢ロッジへ出発する。
 トイレが有料になっていました。 (100円いる)。 梓川には水が無く、 白い石がごろごろしている。
 横尾へ10時30分に到着、 ー服する。 体調を整えて槍沢に向かうコースに入る。
 槍沢には水が流れ、 涼しくて、 足も進む。 吊り橋を渡り、 登りに入り、 森の中を歩く。
 やれやれ着いた。 1時30分。 ビール売り切れにつき、 ワインを買う。 夕食まで小屋のなかで読書。

8/15 (晴)
 さて、 槍へ向かう。 5時起床、 6時出発。 昼頃に着くかなとおもいながら歩く。
 槍沢もテント場では、 テントが10本たっていた。 槍はまだか? 殺生ヒュッテはまだか? なかなか見えない。
 東鎌尾根と中岳の間をひたすら登る。 見上げると、 中岳の尾根を歩く人が小さく見えた。
 明日はあそこだと、 雅之と話をする。
 ガレ場が続く中を登る登る登る、 槍が見えた。 ピークが見えてからも長かった。
 11時に殺生ヒュッテに着く、 一服する。
 坊主岩の近くで雪渓の雪をピッケルでとりワインに入れて飲む。 グーグー一服。
 槍の小屋に1時着。 昼寝の後、 ピークに登る、 富士山が美しく360度のパノラマ。 雲一つ無く、 日本晴れ、 親子で感動しました。
 夜も更け、 朝方3時頃外にでると、 満天の星と天の川、 南を見れば常念のうえにオリオン座が静かに輝き、 まさに何か物語を話しかけてくるようです。
 その時、 流れ星が一瞬の命を終わり燃え尽きました。 しばらくは星の輝きにいろいろ思いを寄せました。 (流星は30分ぐらいで20個ほど見ました。)

8/16 (晴)
 6時30分出発。 北穂に向かう。 テント場を通り中岳から南岳へ出る。 南岳の小屋が新しく築かれていた。 小さいがこぎれいな建物でした。 一服。
 いよいよキレットです。 ヘルメットをつけて気合いを入れる。 それは梯子の下りで始まりました。 天候が良いので下まで良く見えて足や手に力がはいります。
 長谷川のピークで一服。 6年前にここを通ったんだと自分に言い聞かす。
 雅之も真剣な顔でついてきます。 いよいよ飛騨泣きのところです。 落ちついて落ちついて登る。 少し人が多く (20人位) 混雑するが、 前のような事がなく少しづつ動く。 前の人の石が2回落ちてきたが、 無事に済む。
 右の岩場でザイルをはって登っている4人を見たので、 ガンバコールを掛けるとびっくりしていた。
 もう少しで小屋です。 慎重に慎重に足を運ぶ。 最後の登りを登り、 北穂の小屋に着く。 12時。
 ベランダで一服、 富士山がよく見える。 槍やキレットも美しく写真を撮る。
 北穂高小屋は小さいけど、 何となく、 オーナーのサービス精神というか、 心配りが良く出ていて、 KRCの美崎によく似た人でした。 今回の山行で一番感じの良い小屋でした。

8/17 (晴)
 朝6時出発。 涸沢へ向かうテント場を通りひたすら下る。 登りのパーティーによく会う。 6年前に登ったコースですが、 ほとんどおぼえている。
 7時45分に涸沢に着いて一服、 1時間ほど休憩して半ズボンに着替える。
 涸沢からは、 パノラマコースを下る。 途中まで槍が岳が見え、 まさにパノラマコースでした。
 途中で野生の日本猿のファミリーにあう。
 徳沢には1時30分着。 芝生のひろがるキャンプ場の大きな木の下で昼寝。 気持ちがいい最高です。
 徳沢園に泊まる。

8/18
 上高地バスターミナルで、 下山届をポストに入れる。 大阪行きの直行バスで帰る。

※今回の山行は天候に恵まれ、 快調にスケジュールをこなした。
1日で約6-7時間のタイムコースで気合いが入り、 楽しかった。
残念なのは雪渓がほとんど無かったことでした。 次は涸沢の雪渓で遊びましょう。     来年に続く。