九州・百名山

(記・大畑 健次

H7年5月2〜7日

(CL) 大畑  (SL) 小山  井本
  平井  計4名

小山君は4/28、 大畑君の車ビッグホーンで1足早く九州へ旅立つ。

5/2 和歌山 19:41 → 大阪 22:08

P.M.7:20 和歌山駅に3人集合。 大阪からはムーンライト九州号で一路九州へ。 この列車は普通乗車券のみで乗れる夜行だが、 シュプール号の車輌なのでラクチンだった。

 大阪駅出発早々展望室に行き、 カンビールを飲んでいると、 ラッキーにも京都より乗っている小ギャルと仲良くなり、 A.M.1:00頃まで話をしていた。 井本さんはそのまま展望室で寝てしまい、 博多まで席に帰らなかった。

5/3 博多 7:48 → 由布院 10:00 → 由布岳登山口 10:30 → 由布岳 → 登山口 15:30 → 長者原 16:50 → 法華院温泉

 由布院で小山君と合流。 車にて登山口へ。 目の前に山頂が見え、 登りはきつそうに思えた。 草原を200ほど歩き樹林帯にはいる。 40分ほど歩くと急に視界が良くなり由布院が一望できた。 それからは風景をバックに快適な登山だったが、 前日の寝不足のせいか少し平井さんがバテぎみだった。 西峰、 東峰の順に登り、 東峰にて朝食の残りを昼食としてとった。

 山頂からは別府湾から九重連山、 遠くは明後日登る祖母山までながめられた。 西峰はクサリ場等少し危険な所もあった。 九重山へ早く行きたいので、 下りは休憩無しでいっきに下山した。

 由布院西峰登山の際、 井本さんがトップを行き、 いきなり道を誤り危険なクサリ場よりさらに上のやせ尾根 (馬の背というよりは馬のたてがみほどの尾根) を歩くはめになる。 後戻りもできず、 ひたすら登ったが後方の大畑君からヒェ〜という声が聞こえていた。

 車にて長者原登山口へ。 夕方なので下山者ばかりで登る人には一人も会わなかった。 長者原からの登山道は大変変化にとんでおり、 最初はつつじ等の樹林帯、 そしてすすきの草原、 やがて硫黄の吹き出す火口の横を通るガレ場と、 登るにつれて異なる楽しさがあった。 すがもり峠をすぎ、 北千里浜を下ると眼下に坊ガツルと法華院温泉が見えてきた。 あと20分もすればヘッドランプが必要になる頃だったのと、 久しぶりに重たいザックを担いでいたのでみんなホッと胸をなでおろした。 その日はスキヤキと、 豪華な夕食をとる。

 法華院温泉まで井本さんがビール4荷上げしたが、 温泉の自販機でロングカン330円、 フツウサイズ250円で売っているのを知って非常にショックをうけていた。

5/4 
法華院温泉 8:20 → 久住山頂 10:00 → 牧の戸峠 → 長者原 → 北谷登山口

 天気予報では本日は雨とのことだったが、 自称晴人間という方が3人ほどいたのでなんとか曇ですみそう。 山頂へ行くのにすがもり越までもどり、 そこから山頂を目ざす。 途中、 楽器を持った人たちに出会った。 話によるともうすぐ仲間が登ってくるので歓迎式を行なうとのこと。 KRCも一度やってみたらとの意見が出ていた。 山頂で祝杯をあげた後、 牧の戸峠へ下山した。 下りの道は整備が良く風景も一変、 丘を歩いているような感じをうけた。

 下山後、 小山君と別れ、 3人で北谷登山口へ向かう。 車で移動中とうとう雨が降ってきた。 きっと小山君はシメシメと思っているだろうと話をしていた。 登山口に着くとトイレ付きの小屋がありその中でテントを組み立てて外に出したので、 ラッキーにも濡れずに張れた。

 夜中フエのようなピーという声がテントの近くを行ったり来たりしていたり、 外に出していたビールカンがカラカラと音をたてて引きづられ、 鳥カラが半分かじられていたり、 少々ビビリながら寝ていた2人でした。 (1人は知らずにグー)

5/5 北谷登山口 → 祖母山頂 → 登山口 → 白水村営温泉

 前夜の雨も上がり快晴、 絶好の登山日よりとなる。 テント場より祖母山頂が良く見えていた。 久重山のような火山ではないので山頂まではずっと樹林帯で景色もほとんど見えず、 そのうえ前日の雨と冷えこみによる霜 (5・ぐらいの霜柱もあった) のため道がジュルジュルで非常に登りにくかった。 ちなみに山頂付近には雪も残っていた。 ほとんど休憩もなく登下山を行なった (山頂で昼食はしたが……)。 時間も早かったのでウエストン碑や白川源流等見て当初阿蘇登山口の仏酔峽に行く予定だったのをこちらの方が都合が良いとのことで村営温泉にテントを張る。

 井本さんが村営のおっちゃんと仲良くなり、 温泉を300円で何回も入っても良いようにしてもらった。 又、 地鳥の肉を1・1,200円で分けてもらい大変ラッキーだった。

5/6〜7  村営温泉 6:00 → 仏酔峽 → 火口東口 → 中岳 → 高岳 → 仏酔峡 → 別府 → 南港 → 和歌山

 本日も快晴。 阿蘇、 仏酔峡有料道路を経由、 登山口へ。 駐車場にテレビ局が来て舞台をこしらえていた。 早朝で観光客がいないあいだに登ろうとのことで、 朝食は火口でとることにした。 火口までは階段やコンクリート道で観光化されているのがよく分かった。 火口からは火山らしい道になったが、 岩同志がひっついたようでごろごろしていなく、 大変歩きやすかった。 高岳からの下りは急でヒザがケクケクになってしまった。 下山後小山君と連絡をとり無事再会する。 その度フェリーにて帰阪。 7日朝和歌山で吉野屋の牛丼を食べて解散した。

 6日の朝大畑君と平井さんが小声で 「5:30か。 もう少し寝よか」 とか言っていたらいきなり井本さんが起き上がり 「もうそんな時間、 早く起きて行きましょ」 と初めて井本さんリードで朝を過ごしてしまった。 おかげで有料道路も全部タダで走れたけど。

(感想)
 ミヤマキリシマやシャクナゲなどはまだ少し時期が早かったのか、 山中ではほとんど咲いていなかったのでザンネンだった。

 山は関西に比べて雄大で特に久重連山の裾野は美しい牧場等になっており北海道を思わせる風景だった。

P.S. 小山君と分かれてから快晴になったので、 晴れ男は小山君ではなかったことが良く分かった。