燕岳〜蝶ヶ岳

(北アルプス)

(記・道屋 悦司

H7年8月14〜16日

CL道屋悦司   道屋雅之

 8月13日夜出発。 14日朝、 穂高駅で登山届を提出し、 中房温泉へ向かう。 体調を整え、 6時30分出発。 合戦小屋へ向かう。 かなりの急登で、 3ヵ所程休憩所が有りますが、 かなりしんどかった。 3時間30分で合戦小屋に着き、 やれやれ一服すいかを食う。 うまい。 小さい小屋なので人で溢れている。

 燕岳へ出発する。 森林限界をすぎても霧のため槍が見えません。 所どころにお花畑が現れ、 しばし立ち止まる。 名前の知らない花が可愛い。

 山頂に近づいて右に大きく巻くと、 燕山荘の広場に突き上げる。
燕山荘には今回泊まりませんが、 感じのいい建物と、 山男の絵がたくさん有りました。 畦地さんの作品でした。

 11時30分山頂着。 昼食をとる。 山上には、 花崗岩が橋杭岩のように頂上に向かって並んでいます。 その下には可愛いこま草が点在し、 写真を撮るのがなかなか難しい。

 赤岩岳と西岳を見ながら大天井岳へ向かいます。 このコースは花が多く楽しく歩けた。 花崗岩の山なみを行くこと4時間、 最後の下りから喜作新道の大天井岳の三差路を左にとって暫く登って、 大天井荘に4時30分着。 6時夕食。 7時寝る。 疲れた。

 8月15日 晴れ 6時出発。 穂高、 槍が見えます。 小槍も見えます。 一路常念へ向かう。 景色もいいし、 天気もいいし、 花も咲いているし、 パノラマコースですね。 風の流れに息を合わせ、 雲の流れに足を合わせて山を楽しみました。 横通岳をすぎ、 下りにかかりダケカンバ帯を過ぎると常念小屋へ着きました。 11時でした。

 さて、 常念岳を見上げるとなるほど高い。 いざ出発。 くねくねと道が続き上に出るとピークはもうひとつ先とのこと。 弁当を食べて休憩し気合をいれなおし、 1時間20分で2857の頂上に着いた。 山が逃げるとはこのことですかね。 下りはだらだらと歩き蝶ヶ岳に近づくとニッコウキスゲが多くなってきました。 最後の森林帯を登りきるとまもなく蝶槍です。 道も楽になりました。 雅之が先に行き、 ビールを持って迎えに来てくれました。

 蝶ヶ岳ヒュッテには3時30分着。 やれやれビールをよばれる。 ひといき入れてから行動食を食べた。 蝶ヶ岳の頂上はかなり広くて見透しも良く、 前穂高や奥穂高が壮大な雄姿とドラマ魅せて暮れます。 カメラを持って、 お花畑へ行き花とあそびました。

 6時夕食。 8時寝る。 食堂には広島の川本さんの版画が掛かってました。

 8月16日 6時起床、 7時出発。 お花畑でもう一度写真を撮り、 小さな池を見ながら下る。 池の回りはお花畑になっていて、 テントが有れば一泊したいと思いました。

 長堀山2,564を過ぎ徳沢へ下る。 途中登るパーティーが10組位有りました。 4時間で徳沢へ着きました。

 下山届けを出してたら、 上高地で和歌山の加藤さんに逢いました。 12時のバスで和歌山へ向かい、 京都では五山の送り火でした。 自宅には9時迄に着きました。

 来年は立山・剣です。