大峰・稲村ヶ岳

(記・小山 勝彦

H8. 3. 23 (晴れ)

CL 小山  脇本  井本
  渡瀬

 晴天に恵まれ、 ぽかぽかした春の一日を過ごせた。 いつもより雪が少ないそうだが稜線にはまだ1以上の残雪があり、 硬雪のトラヴァースではピッケルの突きかたには考えさせられた。 山側に持って突けば安定するし、 いざスリップしたときには利き腕に持ってる方が心強いし……?

22 (土)
21:30 和歌山st.出発 いつものローソン (橋本の) で、 酒・食糧を仕入れる。

24:00 大峰大橋着 1台の箱バンが到着してる。 山に登るのだろう。
バス待合所の様な所 (屋根有り!) に早速テントを張る。
井本さんは車で直ぐに寝る。
脇本、 渡瀬、 小山は02:30まで酒を呑みつつ春山合宿の話で盛り上がる。

23日 (日) 晴れ
05:00 起床 超眠い。 珍しく、 渡瀬、 小山、 脇本の順番で目が覚める。

06:30 出発 川瀬谷左岸に沿って登り出す。 立派な道。

07:15 カンカケ谷とレンゲ坂谷の出会い 地図 (エアリアマップ大峰山脈'93) 上最初のRの所。 廃屋で小休止、 廃屋を出て直ぐ左の谷へ。 スカイラインが明らかになる頃雪渓に。

08:30 レンゲ辻 (峠)  峠は風が強い。 とりあえず風下を探して進む。 硬雪の北斜面のトラヴァースが続き、 悪い。 アイゼンは付けなかった。

09:30 稲村小屋 壊れかけているような小屋だ。 小屋の手前は心地よいテント場あり。
法力峠から来たのだろうか、 人が案外多い。 行動食を摂って出発。
南斜面が疎林で、 木の周りだけ穴が空いている明るい雪面の風景はまるで雑誌のグラビアのようだ。
続いて東斜面の腐れ雪のトラヴァース (大日山の)、 悪い。 ここで脇本さんのように長靴にアイゼンの単独の人とすれ違う。
脇本さんによれば、 雪が多い時大日山を越えていくことになるらしい。

10:50 稲村ヶ岳展望台 昼食。 日が良く当たって暖かい、 渡瀬は居眠り。 脇本さんが飯塚さんをコール。

12:30 展望台発 日の当たる斜面を大日のコル目指してまっすぐ進む。 木の枝に幅5・程の薄氷が張っており日の光で良くあるクリスマスツリーの電飾のようにきれいだ。 ほどなく記念撮影会?始まる。

13:00 稲村小屋 ちょっと休憩。 あとは黙々と下る。

14:15 法力峠 尾根筋を辿って直接大峰大橋に出る近道をうかがう。 カラ谷左岸側の尾根を下ることとする。
法力峠より300〜400行ったところのソマ道より尾根道へ、 境界の黄色の木杭がポツポツとある。
途中で林道に、 まっすぐ行ってゲマタ橋に出る。

14:50 大峰大橋 井本さんの凍らせて持ってきたビールがまだ冷たく、 心地よい疲労感に浸る。
一路、 西吉野温泉へ。                    ・・・おわり

【共同装備】 無線144&430MHz1台 
       ロープ9・401本  
       ツェルト1張 
       ガソリン0.5 
       ガス230

【費  用】 交通 (自家用車1台) @1,000円  
       温泉 (西吉野温泉) @600円
       食糧? (各自)