大台・千石くら・サマーコレクション

(記・伊藤 海彦

H8. 11. 4 (晴)

CL 南 (勝山山岳会)  吉田 (紀峰山の会)  伊藤

0:00  大台ヶ原駐車場着。 少々腹が減っていたので、 夜食を食べてから寝る。

7:00  起床。 気温は4℃だったが、 結構暖かい。 朝食を食べて出発。 売店横の道から入り、 シオカラ谷コースを下る。 途中からルンゼを下ってゆく。 ルンゼ内は浮き石が多く、 歩きづらい。 約1時間で取り付きへ。

8:50  登攀開始。

 1P目 (5.5)  40 南リード。 チムニー登りの様。 ノープロ。

 2P目 (5.10)  30 伊藤リード。 取り付きにプレートがかかっている。 後半が核心部。 岩苔が多く、 登りづらい。

 3P目 (5.10−) 50 南リード。 ランナウトしているが、 傾斜が寝ているため、 あまり問題ない。

 4P目 (5.10+) 15 伊藤リード。 核心は縦ホールドの処理。 ややホールドが遠く、 わかりづらい。

 5P目 (5.8)   30 続けて伊藤リード。 結構いやらしい。

 6P目 (5.6)   35 伊藤リード。 草付をトラバース。 浮き石が多く、 落石に注意しなければならない。

 7P目 (5.8)   30 吉田リード。 横に走っているクラックを使ってトラバース。 ここまでくると、 腕がパンプしてグレード感覚がわからない。

 8P目 (5.9)   25 伊藤リード。 先行パーティーがあまりにも遅いため、 横から登る。

 9P目 (5.9)   30 南リード。 途中草付きになるが、 最後のムーブがハング越えとなるので、 気が抜けない。 まさに 「タイヤキ」 のようなルートであることを実感。

4:30  登攀終了。 あたりはガスが立ちこめてきて、 視界があまりよくない。 約40分の登りで駐車場着。

 今回は初めてのアルパインクライミングだったので、 よい経験になったと同時に、 反省点も多々あった。
  1 食料に関しては、 カロリーバー1本で十分だった。 結果として、 荷物の軽量化が図られた。
  2 ロープワークに関しては、 ATCを使ってのダブルビレイがあまりうまくできなかった。 これは今後の課題になるだろう。
  3 ビレイポイントは、 ペツルが打たれていたにも関わらず、 先行パーティーに占領されていたため、 木でセルフをとらざるを得なかった。
 以上のことをふまえて、 今後に生かしたいと思う。