鹿島槍ヶ岳・天狗尾根

(記・小 山 勝 彦

H.9.5.3〜5

CL白子 SL山田 井本 白子 渡瀬 細尾 小山

雑感と反省
 雨に降られ、さらに全体を通して残雪の大峰みたいな感じだった。さしたる困難な所はなかったがザイルはもう2本

記 録
2日(金) 曇り
  20:30 白子宅に集合。阪和→名阪→中央→長野自動車道で大町へ。R148の信濃木崎からの分岐が分からず、さらに白馬よりのサンアルピナ鹿島槍スキー場入り口から峠越えで大原谷へ。大冷沢にかかる橋を渡った所に3日の4:00に到着、仮眠。

3日(土) 曇り
6:15 出発(5:00起床)。先行パーティーが戻ってくるのを不審に思い、道を間違っているのに気づく。実は赤岩尾根に続く大冷沢へ進んでいた。誰も地図を見ていなかった。
大川沢の吊り橋を渡り(渡った所に小屋有)左岸を行く、さらに進み吊り橋で右岸へ、すぐに堰堤(左岸に小屋有)が現われるのでこれを右岸より越える。ここからは大峰の沢登りの要領で右岸を進み、アラ沢出合より徒渉を繰り返し、直ぐに左岸の小尾根の末端に赤テープ有り、ここが取り付き。
 雪解けの水は非常に冷たく、沢にはまる者、泥だらけになる者もあり、すでに気分は大峰!
8:25 天狗尾根取り付き 徒渉を避けて手前の急な薮を登る2パーティー有り。
8:55に体制整え出発。ちょっと登って履き替えをデポ。大峰のつめを思わせる薮の急登が続く。傾斜がおちるころ大木に赤テープ数本有り。さらに薮漕ぎは続くが、辺りが開けるころポツポツと残雪が現われる。
10:30 小休止 小さな丸い残雪の上にて。細尾さんの食糧をデポする。
12:00 1,800m台地
13:50 小休止。(2,050m地点)
16:30 第一クーロワールの上。
     せまい雪稜をならしてテントを張る。

4日(日) 雨
3:30 起床 雨が降っているので中止。
7:20 2度目の起床。下ることにする。
9:00 出発
12:30 1,800m台地? 下で少々迷う。
17:00過ぎ、車の所へたどりつく。この夜はロッヂ栗林に宿泊。

5日(月)和歌山へ。

費用  交通費@8000円 宿(ロッジ栗林)@6500円 食糧・装備費@2000円

装備  無線144MHz1台  ロープ9mm45m2本  ツェルト2張 ガソ4L ガス460g(EPI)