奥ノ深谷

(比良・安曇川)

(記・小山 勝彦

H.9.5.17〜18(天候 晴れ) 

CL白子  小山  渡瀬

雑感
 天候にはめぐまれたが谷中は気温が上がらず、水量が多くしょっぱなから腰までつかり(頭まで浸かった人もいる)、非常に寒い思いをした。また、ハイカー、山菜取りの人が多くにぎやかであった。もう少し水が少なければ滝はほとんど直登できるみたいで、夏にはシャワーを浴びながら涼しい沢登りができると思う。

記録
17日(土)晴れ
21:00 白子宅に集合。阪和→近畿→名神で京都市へ。大原への分岐、花園橋のコンビニで食糧を入手。

24:00 明王院の参道より林道へ入り、三ノ滝入り口の下のあずまやでテントを張る。このあずまやでは護摩が焚かれるようだ。途中の川原にはキャンパーが大勢いた。

18日(日)晴れ
6:00 起床。飯を食べているとどこかの大学?のWVと思われるパーティーが全部で20名程通った。縦走のようだった。若い!、高校生かと思った。

7:39 車を三ノ滝まで移動(2分位)。看板のところより入渓、前回やりのこした三ノ滝を左側より渡瀬君リードで登る。登り口とその上にハーケン2本有り。

8:40 口ノ深谷出合い。上部の小さな滝は完全に泳ぎでなければ越えられないような気がしたので、あっさり出合いの橋より林道へ。5分程歩いて最初の橋より再度入渓。

 なんとなく進む。3段くらいの大きな斜バクの一番上の釜で、白子氏によれば前回は腰まででへつったところが、水量が多く沸いていた。水が非常につめたく、心臓麻痺を起こすんじゃないかとすでにびびりが入る。渡瀬君がしばらくうろうろしてたが、白子さんがトップでいきもう少しのところで泳ぐ。渡瀬君あっさり嵌まる。小山腰まででセーフ。

 前回難儀したつるつるの斜バク。小山リードするが最初の一歩で撃沈、激流に翻弄される直前でセーフ。次渡瀬号出発、さくさくと登ってしまう。最初の2、3歩がポイントだ。

10:45 登った所で休憩。ここで後続パーティーが追いつくが先に行ってもらう。日が当たっているのに寒いので思わず合羽を羽織る。

 倒木を使って腰までのへつりがポイント。すでに十分濡れているので恐いものはない。難なくクリア?あとはまたなんとなく進む。

12:20 渡瀬君が、「もう終わりちゃうか?」といい出す。時間もちょうど良いので昼食とする。日の当たる所を探し腰をかけたところで途中ぬいてきた後続パーティーが追い越していく。と、このとき上流に人が横切る影が、そこは実質の終了点で登山道の橋がかかる所だった。

 渡瀬が寒いからといって冷やし中華を煮るという暴挙にでるが、不味かったらしい。結局白子さんのラーメンの残り汁に浸して食べた。

13:30 最後まで詰めて八雲ヶ原へいこうかということも検討したが下りることにした。高度が下がるにつれ暑くなってきた。下界はすでに夏のようであった。林道にでてからは山菜取りの人たちが多くいてにぎやかだった。途中、多くの蛙の声がする水の染み出したところがあったが結局蛙の姿を発見できなかった。彼らはいったいどこに隠れているのだろう。

14:15 車に到着。ちょうど日陰になっており心地よい風&疲労感が昼寝を誘う。いい気持ち。
 京都の山道具屋さん(らくざん)に行くことにし、早々に出発する。しかし西大路四条下ルにあるはずのらくさんは無く、レコード屋さんになっていた。良く考えたら小山の記憶は6年以上前のものだった。和歌山にきて早6年、年月の過ぎるのは速いですね。
 結局何もせず帰る。渋滞にも捕まらず明るいうちに和歌山到着。
                              …おわり。

費用
  交通費@2000円  食糧各自
装備  無線144MHz1台 ロープ9mm45m1本 ガス230g(プリムスT-250) ロックハーケン4枚