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 Ｈ．９．8．13〜16
ＣＬ白子八 細尾
8／12
21：30 和歌山発
8／13（曇のち雨）
3：30 有峰口駅着
6：00 バスに乗る
7：05 折立着。朝食
7：40 出発
10：00〜10 太郎平
10：56〜11：20 薬師峠テント場
11：35〜45 昼食
12：00〜20 石垣
13：55 薬師岳頂上
14：18〜30 北薬師岳頂上
15：10 スゴ乗越テント場
8／14（曇のち晴）
4：00 起床。星空。
6：00 出発
6：47〜7：00 スゴ乗越
7：20 スゴの頭
8：35〜55 越中沢岳頂上
11：15 鳶山頂上
12：00 五色ヶ原着
8／15（曇のち晴）
３：40 起床
５：20 出発
６：00 ザラ峠
６：50〜7：05 獅子岳頂上
９：00〜10：00 一ノ越山荘前
10：40 立山雄山頂上
11：15〜11：30 立山頂上
11：45 富士の折立
12：10〜12：20 真砂岳頂上
13：05〜13：15 別山の北の端
13：20〜13：25 別山頂上
14：00 剣沢テント場着
19：30 クライマーたち帰還
 8／16（快晴）
２：00 出発
３：00 剣山荘前
３：40 一服剣
４：20 前剣頂上
６：30 剣岳頂上
９：00 一服剣
10：00 テント場
11：00 出発
14：00 室堂着
８／17
３：00 和歌山着
有峰口から立山駅までは岩登り組に車を運んでもらった。無人駅のベンチで寝る（親が聞いたら嘆くだろうなあ）が、すきまのあいた板が痛かった。
太郎小屋の人に天気や道のことと、今日のうちにスゴ乗越まで行けるかどうかを相談すると、「折立からここまで何時間で来たか」と聞かれたので３時間10分だと答えると「行けるだろうけど、長距離だから休憩は短くするように。」と言ってくれた。泊まる予定だった薬師峠のテント場で水を補給して出発。
それまでと違って花が多く景色もよかったので、忠告も忘れて遊びながら歩いてしまった。薬師岳付近から本格的に雨が降り始め、それでやっと真面目に歩き始めたのだった。ちなみに、薬師岳手前の避難小屋とは屋根のないコの字形の石垣のことなので要注意。
ガレ場は濡れて滑るのでふたりとも無口になった。人にも会わなくなり、カッパを叩く雨の音しか聞こえなかった。お花畑や池が点在するやさしい山容の間山前後では睡魔に襲われ、目をつりあげて歩いた。
スゴに到着した時には雨もやんでいた。テントに入り、あったかいラーメンを食べたとたんにふたりとも元気になり、「よおし、明日は一ノ越までがんばるぞ。」といきまいた。シュラフに入ってから、はて、一ノ越にテント場はあったっけ？と思ったが、体を起こすのが面倒（というより不可能）でそのまま眠ってしまった。今日はこのぐらいにしといたるわ…。
初日にがんばったので2日目はゆっくりできた。細尾さんは花の写真を撮るのが好きで、特にウサギギクには目がなくて、「これこっち向いてるから」と言っては何枚も撮っていた。重いカメラを首から下げて歩き、重い荷物を担いだ
まましゃがんだり立ったりするのも苦にならないらしい元気な人！
五色ヶ原は名前と期待の通り美しい所。４時間近く、散歩した。
でも、いつも不思議に思うのだが、どうしてしゃべりすぎた日は眠れないのだろう？
 ３日めも前半は花の多い静かな山旅だった。後半の一ノ越からは別世界。渋滞の中に埋って登り、やっと別山のはしっこにたどり着いて正面の剣岳と足下のテント場を目にした時はとてもうれしかった。
目印のマミーの袋をつけたテントには誰もいなかったけど、傍にころがっていたウイスキーの瓶が確かにＫＲＣのテントであることを証明（どんな会やねん？）してくれた。
心配しはじめたころにやっとみんなが帰ってきて、月明りの下でパスタ入りのキムチ鍋をたくさん食べさせてもらった。
朝、といっても２時前に富山県警の人が気象情報を伝えてくれた。晴れとか雨とか言わず星の有無と風力・風向のみを伝えるのはさすがだと思った。その声で一応目はさめたけど、寝不足（12時半まで騒いでいる人がいたから）で頭痛がするのでグズっていると伊藤さんが起こしに来てくれた。
ふたりとも剣岳は初めてだったし、星が消えて朝焼けが始まるまでの時間帯は、ヘッドランプで照らすと石の白い模様が矢印に見えたりして右往左往した。
やっと明るくなったころに岩場が出てきた。鎖などが完備されてはいたけど、「今日は誰もザイル出してくれへん。」とぼやきながら、また気をひきしめながら登った。無線からみんなの声が聞こえた時はなんとなく安心した。どっか甘えとる。
細尾さんは念願の剣岳登頂をとても喜んでいた。急いで下りたけど、登ってくる人達との対向で時間がかかった。
女性ふたりの今回の合宿は、順調に計画を消化し、天候にも比較的恵まれ、楽しいけどちょっと苦しい時もあるという充実した山行だった。
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