白馬岳主稜

(春山合宿先発隊)

(記・小山 勝彦

H.10.5.2〜5

CL小山 SL白子 白子 渡瀬 

1日 夜(和)発。

2日 曇り  15℃

 今年は雪がものすごく少なく、まさに大峰なみでした。しかし、このおかげで薪を大量に仕入れることができ連夜盛大なたき火ができたのは良かったと思います。
 必勝おやじにいわれましたが、じっとまっててもしょうがないですね。創造の山行を指向したいものです。

5/2
5:30 猿倉P着。他12台ほど有り。6:10発。
7:00 猿倉台地(幕営予定地)着。
8:30 テント設営、荷物整理終了後、主稜取り付き偵察とする。
8:30 出発。
9:30 取り付き着。周辺にテント3張有り。
猿倉台地から白馬尻へのトラバースは寡雪のため薮漕ぎがしんどい。
曇りがちだが、日差しがじりじりくる。
10:00 記念撮影して引き返す。
10:50 テント着。すでにサウナ状態に。
15:30 ずっと昼寝。もちろん外で。
15:50 夕飯のしたく開始。本日キムチ鍋。
16:00 下のパーティーがたき火開始。我々も豪快なたき火をやる。
18:00 周辺の木は全て折れており(雪の重みでか)薪はいっぱいです。
しかし、雪が多かったら薪は取れないでしょう。
19:30 就寝。明日は2時起き。

3日 雨(前日21:00から)
2:00 起床。雨のため本日行動中止、直ぐ寝る。
7:55 起床。後発隊と通信。ビールと八方のジャンプ台前の土産物やさんのジェラードを後発隊に注文する。
朝から何もすることなく酒を飲む。後発隊のみなさん迎えに行けなくてごめんなさい。
クロスワードパズルをやるがあまりにも難し過ぎて直ぐに放棄。
10:00 しばらくすると、後発隊がやってきました。このあとよく覚えてません。

4日 晴
2:00 起床。味噌ラーメンを食らう。
3:00 出発。一昨日偵察したのに、昨日の雨で雪がすっかり融けて、道がわからない。
ちょっと迷いそうになった。
4:20 取り付き着。テント2張有り。ハーネス、ヘルメットを着けて出発。
すごい急登。あたりがうっすらと明るくなってくる。きょうは快晴、気分上々です。
6:00 小休止。
7:00 7峰上で小休止。
7:50 6峰上で小休止。
7か6峰上でアイゼンを途中でおとした人が慌てて下りてきた。もちろん彼はアイゼンを着けていたわけだど・・・Why? 偶然にも見つかったので、ざっつお〜るらいっつ。
どんどん行く。いきなりMonkey、あ〜んど石楠花地獄。こんなところにもあったのか。
しかし、上部にいくにしたがいあこがれのスノーリッジが現われてきた。ナイフにしてちょっとはなまってるけど、まあいいか。
11:00 上部雪壁、本によると60°の壁、に到達。しかーし、雪はほとんど無くぼろぼろの岩壁と化していたのだ。さらに、30名程の順番待ち。ルートは3本あるが進捗遅々。
右のコンタクトラインからこえられそうだけど、ちょっと躊躇。そこへ、必勝おやじがあらわれた。いわく、わかものは、皆のいってないところを攻めろと。すなわち、順番待ちするぐらいなら動けと。
というわけで、そのおやじはビレイのしかたを知らないつれにこうするんやと、無理矢理やらせて右のコンタクトラインから越えていった。
我々がそのおやじに続いたのはいうまでもない。この模様は、勝山の南さんが映像にとらえている。
13:00 頂上着。そこではRock&Snowが来春用の取材にきていた。
14:00 後発隊と下の小屋で合流。
14:30 出発。大雪渓を下りる。
17:30 テント着。

5日 晴
7:00 起床。ゆっくり片づけて帰途に。  ・・・お疲れ様でした。