甲斐駒ヶ岳・仙丈岳

(南アルプス)

(記・白子八千代

H.12.10.8〜9(天候 1日目曇り一時雨、2日目雨)

CL白子  飯塚  大畑夫妻  細尾  雑賀  

1日目
6:25 戸台口からバスに乗る
7:15 北沢峠
8:20 テント場出発
8:40 仙水峠小屋前 8:50発
9:10 仙水峠    9:15発
9:40 休憩     9:50発
10:30 駒津峰   10:40発
12:00 昼休憩   12:30発
12:50 頂上    13:10発
14:00 駒津峰
14:30 双児山
15:30 北沢峠 休憩
15:50 テント場

2日目
4:10 起床
6:25 北沢峠発
7:20 休憩    7:30発
7:45 大滝の頭(5合目)
? テント場  撤収
9:50 バスに乗る
18:30 和歌山着

 まずは飯塚さんの娘さんの七人乗りの車を借りることができたり、雑賀さんのお勤め先の駐車場に車を置かせてもらうことができたり、とラッキーなスタート。
 初日はツアー登山の集団に行く手を阻まれ、私は前の人が道を譲ってくれるのを待ち、我慢できなくなったら振り向いて大畑さんや飯塚さんの「抜け〜!!」と言う目を力にして少々強引に抜かせてもらう・・・というパターンで登っていった。
 駒津峰から先は岩尾根で楽しかった。ただ、渋滞で止まることが多くなった。それで冷えたのか?私は足がつってしまって頂上を目前にした景色のいいテラスで昼休憩にしてもらった。谷あいの山肌は赤・黄・緑ときれいに染まり、稜線には摩利支天が白く輝いていた。
 曇りだったけど頂上では遠くまでよく見えた。
 下りの途中で雨がパラつきはじめた。団体さんにパーティーを分断され、合羽を忘れた細尾さんはキヨちゃんと先に下りた。 
 夜は細尾さんと大畑さんが豪華なスキヤキを用意してくれたが、みんな寝不足で食があまり進まなかった。残りを翌朝スキヤキうどんにして食べたので、せっかく小屋でわけてもらった味噌は余ってしまった。昔、冬山で誰かが同じく味噌を車に忘れたことがあった。KRCはよくよく味噌にツイてない。
 夜中から雨が強く降っており、起床時間の4時になっても誰も起きてこない。一応声をかけ、朝食を食べながら相談するうちに小降りになったので、嫌がっていたみんなもしぶしぶ動きだしてくれた。大畑さんに「もし今日またつったら即刻下山、な?」と念押しされた。よほど雨登山が嫌いらしい。でもおあいにくさま、みんなによくマッサージしてもらったおかげで、すこぶる快調デス。
 今度は飯塚さんを先頭に歩く。前を行く遅い人達には後ろからとびきり大きな声で「おはようございまーす!!!」これでたいていの人は道を譲ってくれるという説を自ら実証された。
 だんだん強くなる雨に耐えて5合目まで登ると風も強くなってきた。下山者の話では「上は時折突風が吹く。つかまるものがない稜線だから危険」とのこと。みんなに「下りたい?」と聞いたところ、待ってましたとばかりに「うん!」。1時間20分で5合目まで来たんだからあとわずか1時間20分で・・・と言いかけたが、花のきれいな季節にまた来る、ということで納得して下山。
 10時のバスに乗り、戸台のバス停のすぐ近くの新しい温泉に入って帰った。

(費用)
交通費 一人約5000円+車代1000円
食 費 一人800円、小屋でわけてもらった味噌に100円。