氷 ノ 山

(記・大畑 健次

H.13.10.28 (天候 ◎ 星3つ)

CL大畑  大畑  脇本  白子

〈記録〉
若桜キャンプ場〜0:45〜氷ノ山山頂〜0:40〜氷ノ山越〜0:30〜展望台〜0:10〜若桜キャンプ場

〈雑感〉
27日 
 夜の11時に和歌山出発 中国高速山崎ICで下り国道29号線を鳥取方面に向かう。

28日
 戸倉峠を越えるあたりから雨足が強くなってくる。トンネルを抜け、鳥取県に入って若桜町より氷ノ山の看板のところを右折し、氷ノ山のスキー場の分岐をそのまま道なりに左にしばらく行くとキャンプ場の入口がある。そこを右折し、キャンプ管理棟を過ぎた一番奥にある駐車場に車を止める。駐車場にはきれいなトイレがあり、すぐ横に自炊棟もあるので車で仮眠をするにはもってこいの所だ。
 駐車場に着いた頃は雨風が強く、とても朝から登れるとは思わなかったが、とりあえず車中で夜をあかす。脇やんだけは持参の寝袋で自炊棟に行き、どこから見つけてきたのか段ボールとマットの上で楽しそうに焼酎の湯割りを飲んでいた。
 朝、雨がやんだので出発。登り口は駐車場を出て道沿いに少し行き右側にある。猪とかが出るようで、キャンプ場の回りに高圧電線が張られ、登山道はそれをくぐって行くようにつくられているので、線をくぐる時にドキドキした。
 登山道はよく整備されており、落ち葉の中を快調に登って行く。しかし風はきつそうで、風音がゴーと聞こえていた。稜線に近付くにつれてその音が一層大きくなり、氷ノ山越に出た瞬間バオーと鳴り響いていた。氷ノ山越から氷ノ山までの尾根道は車が悠々通れるほどの幅があり、天気が良ければ楽しいコースだろうが、まるで新幹線が横を走っているような音の中を、無言で登って行く。(話し声がほとんど聞こえないため)
 山頂は一面の笹原で美しいと思うが、むっちゃ風がきついので着くなり山頂避難小屋に逃げ込む。小屋の中は10畳ほどの広さがあり、梯子で2階に上るようになっている。先客が数人いたが「こんな日に登ってくる人なんてもう無いやろ」と言いつつ昼飯の準備をしかけると、来るわ来るわ20人、30人の団体など20分もしないうちに小屋がいっぱいになってしまい、うっとうしいので脱出する。下山時に小屋の前で写真を写そうとしたが、風が強くなかなか3人が一団になれず、脇やんも風上に傾いたまま撮っていた。(強風姿勢の訓練)
 飛ばされるように下山し、氷ノ山越の避難小屋で昼食タイムとする。その後、来た道を引き返し、中ほどの分岐を展望台方面にとる。
 展望台に行く途中で紅葉のぶな林の中を歩くところがあって、ようやく秋の山に来たという、すばらしいところに出くわした。展望台からの眺めも良く、北の扇の山や紅葉に染まった山並みが見わたせた。
 温泉はキャンプ場のすぐ下に公営のホテルがあり、そこを利用したが、お湯の質も良く(ぬるぬるバージョン)きれいで気にいった。
 帰りは山崎ICより中国道できたが、宝塚で事故があり10キロ渋滞とのことで、途中から山陽道から明石大橋方面に行き、垂水JCより阪神高速経由で和歌山に向かった。


〈費用〉
  行き  5,000円   帰り  5,500円