空木岳〜越百山
(木曽山脈)

(記・大 畑 健 次

H.13.7.28〜29
(天候 初日 雨のち曇り  2日め 晴)

CL大畑健  大畑潔  飯塚  脇本  有北

〈記録〉
20日
21:30  和歌山駅東口集合 近畿・名神・中央高速で行く。恵那SAで仮眠する。


21日
5時過ぎ 恵那SA出発 中津川ICで出て国道19号線を木曽福島方面に向かう。
     伊奈川沿いの道を曲がる予定が行き過ぎたので、須原駅の手前を右折し、伊奈川ダムに向かう。
6:40  駐車場着 20台程止められる所が二か所あり、ゲートに近い方に止める。蚊がすごいので、早々に出発。ゲートには南京錠がかかっていた。
8:30  ウサギ平着 小雨 各自カッパを上下着る人、上だけ、着ない人とばらばら。
9:30  6合目着 沢沿いで涼しい。小蠅が飛び回っていて、飯塚さんに群がっていた。
     みんなで「なぜ飯塚さんに蠅がたかるか」を考えて、体温が高い、黒い服を着ているとか言っていたが結局臭いで落ち着いた。
10:20  仙人の泉着 湧水らしくおいしい。
11:30  偽8合目着 途中から新旧の標識が立てられており、新八合目で休憩。
      地図上の8合目はるか手前。
12:00  旧見晴台着 空木岳が雲の向こうに見えかけたり隠れたりで、イライラする。
13:10  木曽義仲の力水着 沢水のようで期待していたほど美味しくなかった。
      小屋に水がないので、全員持っていた容器にいっぱい詰める。
13:30  木曽殿小屋着


22日
5:40  小屋出発 いきなりの急登。
     大畑が先行のグループを抜かしていると、何考えてんねんという視線を感じた。
7:00  空木岳着 感じの良い山。空木カールから空木平にかけての緑が大変美しい。
     ほとんどの人が池山尾根を下っていく中、南駒ケ岳を目指す。
8:10  赤郷岳着 擂鉢窪が良く見える。脇本さんが「花を見る」と言いながら一人下りて行く。
9:00  南駒ケ岳着 脇本さんを待つが来ないので先に行く。
     生涯嶺の登りで、大畑健が水2リットル持っているとのことで大畑潔が水を捨てたところ、有北さんが「ナンチュウもったいないことを」と叫ぶ。というのも有北さんは水がないと思い、小屋で開田高原の天然水1本(500cc、300円)を買っていたのだった。
11:00  越百山着 少しガスってくる。
11:30  越百小屋着 昼食にする。小屋に水はなし。
     この後30分に1回ぐらいの割合で休憩をとる。下の水場の水は非常に冷たく美味かった。
14時頃  福栃平の林道着 南駒にいた人に出会う。彼らは南駒から直接下りてくる道を来たらしい。林道を40分歩き車に到着。恐れていた蚊はいっぴきもおらず、ほっとした。
     いつもとおり温泉に入り、食事をし、20時頃和歌山到着。

〈雑感〉
 駐車場の先はゲートで封鎖されているので、車での通行不能のため、単車で行ってる人がおった。
 駐車場のあたりから林道にかけて、雨のせいなのか大変蚊が多く、また山道に入ってからは小蠅に悩まされた。特に飯塚さんは臭いのか(ごめん)異常に群がっており、帽子に数十匹(数えられなかったけど)たかっていた。帰り道の方はそうでもなかったので、やはり雨のせいだったのか?
 この登山道は木曽義仲の力水を過ぎるまで樹林帯が続くので、全然展望にも恵まれない。唯一8合目で空木岳を望めるところがあるが、それまでは我慢。
 木曽殿小屋はふとんを敷く時に寝る場所の指定をするので、それまでは各自適当なところで雑談をしていればいい(2階は飲食禁止)となっています。ただ、ザックは取りやすい所に置いておいた方が良いでしょう。
 空木岳から越百山の稜線からは、木曽駒や宝剣岳、槍穂高、乗鞍、甲斐駒から聖岳まで南アルプスの全景や富士山など、日本を代表する山がいっぱい眺められて、非常に良かった。そのうえ人が少ないとのことで大変気持ち良く歩けるコースだ。ただ少し行程が長いので、全行程を1泊で行く場合パワーが必要かと思う。

〈アクシデント〉
 歩き始めて1時間、有北さんの靴の裏がいきなり取れてしまった。脇本さんが偶然予備の地下足袋を持っていたので、事無きで済んだけど、今まで笑い話にしていたことが自分たちのパーティで起こってみて、これは大変重大な事だと感じた。良い教訓でした。

〈費用〉
宿 代 7,000円
交通費 5,000円