屋久島縦走

(記・飯 塚 省 蔵

平成13年12月29日〜平成14年1月4日

メンバー CL飯塚 大畑 大畑 井本 久保

夜行で2泊、山小屋2泊、民宿2泊(本来1泊の予定が全フェリー欠航のため2泊となる)計6泊の長期山行となりました。費用もずいぶんかかりましたが、山は天候にめぐまれ、また、フェリー欠航のというハプニングで、島一周の観光ができたことも楽しい思い出になっております。




記録と報告

12月29日 
17:39〜18:56    和歌山駅発〜大阪駅着
19:58〜23:02    新大阪発(ひかり)〜博多着

12月30日 (曇り)
00:06〜05:54    博多発(ドリームツバメ)  西鹿児島着(@¥27,380往復)
08:45〜12:30    鹿児島港発(フェリー@¥3,970)〜屋久島宮之浦港着
13:00〜14:00    淀川入口までタクシ- (¥10,600)
14:10〜14:50    淀川入口〜淀川小屋(無人小屋) 夕食(ミズダキ)、泊まり

12月31日(晴) 
05:00〜06:45    起床、朝飯(ラーメン)、
06:45〜08:00    淀川小屋出発〜小花之江河
08:20〜09:00〜10:55 小花之江河〜投石湿原〜宮之浦岳頂上1935m
11:25〜14:20    宮之浦岳頂上〜新高塚小屋(無人小屋)夕食(年越しそば)、泊まり

1月1日(雨)  
05:30〜07:30    起床、朝飯
07:30〜08:40    新高塚小屋発〜縄文杉
09:00〜10:10    ウイルソン株
10:20〜11:50〜14:00 ウイルソン株〜楠川別れ〜白谷広場(ヤクスギ荘までタクシーエ2,600)  民宿ヤクスギ荘泊まり (@エ7,000)

1月2日(曇り・雨)              
屋久島一周 レンターカー(エ14,650)
民宿ヤクスギ荘泊まり(@エ4,500)夕食買いだし¥3,425

1月3日(曇り)  
13:20〜18:00      宮之浦発フェリー〜鹿児島港(フェリー@¥3,970)
23:45〜05:46      西鹿児島発〜博多着(ドリームツバメ)
06:00〜09:02〜10:02 博多発〜新大阪〜和歌山

費用: 交通費¥35,320、 宿泊代¥11,500、タクシー・レンタカー1人当たり¥5,570
    食事材料代1人当たり¥1,965  合計1人当たり¥54,355

12月30日
鹿児島港からのフェリーは約2時間後外洋に出たところからゆれがひどくなる、酔いそうになりデッキに出て屋久島の山々の写真をとる。船が到着して、フェリーから予約したタクシーが待っており、登山口に向かう。
島の天気は寒く風がつよく、でもブーゲンビリアが咲いており、和歌山では10月ごろ咲くツワブキが満開でした。
標高1,100Mの登山口は猛烈に寒く、温度は0度の様、雪が降り出している。雪道のなかを約40分で小屋に着く。幸い着いた時は泊まり客はおらず、だけど夕方までには数組の泊まりがありましたが、小屋(無料)は立派で大きく、ゆったりできました40人ぐらいは泊まれるよう。 かなり寒く、私はシュラフがスリーシーズン用でカバーなしなので、ツエルトをロープでひっぱり風よけして寝ました、結構暖かでした。

12月31日
明るくなるのをまって小屋を出発。久保さんが先頭、私はひざが痛いので、ゆっくりと歩いてもらい非常に自然ないいペースでした。また真っ青な青空で、屋久島でも珍しい天候にめぐまれました。
雪は20-30cmぐらいはあるがトレースがあり、世界遺産になってからか、道がずいぶん手入れされており、木道がかなり多くなっているようです。巨岩(トーフ岩)乗っかった本高盤岳、日本庭園の感じの小花之江河と花之江河、投石岩屋、翁岳の鞍部を過ぎ、目標の宮之浦岳に10時55分に到着するが、雲が一面をおおい、風つよく、とても長いはできず、30分で出発する。
永田岳へ行く予定もあったが、雪道のトレースほとんどなく、あきらめて今夜の泊まる新高塚小屋をめざす。
途中、石楠花などの樹林帯では長時間頭を低くし、またひざをついて歩かねばならず、午前中の登りと全く様子が違う。夏などはこの道は使いたくない。新高塚小屋は、淀川小屋より小さく、きたなく、2段の上は雨漏りの水で少しぬれている。先客がかなりあり、いい場所とれず、下で3名と上で2名で場所をとりました。年越しのにしんそばはうまかった。となりの若い女性二人は大阪から来ており、他のメンバ-は下で観光とのこと、残念なことに、間違った情報で宮之浦岳に行けなかったことをぼやいておりました。帰宅後イーメールで写真を送りました、皆さんによろしくとの礼状あり。

1月1日
紅白のラジオを聞いて12時にトイレをいったときはオリオン座が真上にあり、天気がよかったのに、朝目を覚ませば雨の音。けど、7時半の出発のときは天気なりかけましたが、ほんのわずかの間で雨。

2200年とも数千年ともいき続けてきた縄文杉と対面しました、印象は、写真で見たときとちがって、ずいぶん背が高いなあ思いました。 縄文杉が発見されて、30年ほどなのだが、よく見えるようにとまわりの木を伐ったりカメラマンがよい写真をとれるように枝を一本折り草を一本折りしてるうち、まわりから一人ぼっちになってしまった。縄文杉を囲んでいた森は消滅し、孤立した縄文杉は、根のまわりの土が流出する危険にさらされているのとことです。同じように存在する屋久杉があるそうだが、公表されていないそうです。そのほうがいいとおもいます。
雨の中、整備された、木道を歩き、途中、縄文杉を見学するたくさんのグループと会う。縄文杉までいくのに下から4-5時間ぐらいかかるのに。久保さんの革靴のかかとの上がきれていたため、そのため、靴づれして痛そう。バンソウコをはり、なんとかタクシーを呼ぶ白谷広場までがんばる。 携帯電話の電池切れで、予約で来ていたタクシーで無線で登山口まで利用した中型タクシーを呼んでもらいました。

元旦に開いている民宿はほとんどなく、インターネットで屋久島観光課からこのヤクスギ荘をとってもらいました。 1泊8千円料金と聞いていたのに、7千円にしていただき、この正月であれば、正月料金を当たりまえにとるのに、こんな民宿もあるのかとうれしかったです。

1月2日
きょうのフェリーすべて欠航となり、朝飯後すぐチェクアウトし、タクシーよんで空港へいく。キャンセル待ちでならぶが、60番目。 臨時便は正月ゆえ、乗務員が集まらないので、臨時便はないとの放送あり。
一日5便の第一便9時半のキャンセル待ちわずか5名。2便目は0. こうなったら、観光しょうとレンターカーをかりる。 小雨状態で、ときたま、晴れ間もある。観光は、
1)千尋滝      虹がかかっていた、ここはモッチョム岳の登山口(次に来たときは登りたい)
2)屋久島温泉    暑くて湯船につかれず、温泉からモッチョム岳の眺めが最高
3)いわさきホテル  島一高級ホテル、久保さんもちつきをする もちと酒がただ
4)平内海中温泉   山の上からみるだけ,近くでみるのは失礼と思い。
5)大川の滝     名滝百選
そして島一周(130km)しました。 民宿ヤクスギ荘に連泊するが、予約電話いれたのが、おそかったので晩飯なしとのこと。適当な食堂もなく、民宿そばのAコープで買出しする。 

1月3日
フェリーが出るかわからず、7時に飛行場へキャンセル待ちのカードをもらいにいくがすでに50番、聞けば朝3時から並んでいたとのこと。民宿にかえってから、フェリーがでることわかり、フェリーのキップを買いにいき、それから、早めにフェリー乗り場へいく。約800人のひとでごったがえし、通路でゴザをひいて座る。
JRのキップはすでに指定は昨日のもので、自由席に早い目にならび、座ることができ、新幹線も座ることができ、1月4日の朝10時に和歌山に帰ることができる。井本さんはそのまま、会社に出勤される。みなさん、お疲れ様でした。

反省として、島へいく時は、1〜2日の余裕を持っておく必要あり。