H.14.12.29 〜 H.15.1.1
CL永野 SL白子欽 細尾 鳥居 白子八 坂本(雪稜)
<12/29>
08:04 和歌山発
15:48 鹿島山荘着
16:00〜 テント幕営
16:28 大谷原Pへ行くも
再び二台で市街へ
17:07〜 夕食及び買出し
18:06 スーパー発
18:28 山荘着
18:30〜 大谷原Pへ一台を置きに
18:41 山荘着
21:00 就寝
<12/30>(全員到着時間)
05:00〜 起床、朝食、撤収
07:39 出発
08:10 休憩 08:21 発
09:17 休憩 09:38 発
10:58 休憩 11:29 発
12:09〜 P3テント場着、整地、幕営
19:25 就寝
<12/31>
04:00〜 起床、朝食、撤収
06:52 出発
07:40 休憩 07:55 発
09:04 休憩 09:27 発
12:15 爺ヶ岳着 12:20 発
13:26 休憩 13:42 発
14:25〜 冷池着、幕営、夕食
20:00 就寝
<1/1>
04:00〜 起床、朝食、出発準備(4名)
06:43 本隊出発
07:15〜 水作り
08:43 坂本出発、その後本隊と合流
09:30〜 テント場着、撤収
10:28 出発
10:53 赤岩ノ頭着、休憩11:00発
12:04 高千穂平通過
12:06 休憩 12:24 発
13:21 休憩 13:31 発
13:45 西俣出合着 13:58 発
14:58 大谷原登山口通過
15:15 駐車場着
朝から和歌山を出発したのでラクだった。
鹿島山荘で登山届を提出後、庭先に幕営させていただく。昔から登山者の世話をされてきて「鹿島のオババ」で有名なお宅らしい。
1日目、朝方の冷え込みは厳しく、快晴に。
狩野家の母屋と納屋の間から爺ケ岳東尾根へ。
比較的急な登りだったが、完璧なトレースがあり快調に進む。
P3付近は鹿島槍&爺ケ岳がきれいに見える最高のテント場。
200円の石綿付焼き網でいろんなものを焼いて遊んだ。行動食の残りのようなものでも温めるとおいしく、暇つぶしにもなった。焼豚・お餅・ウインナー、チーズ鱈、意外とイケたのはチョコのせチップス(女性にのみ好評)。
新品の外張りはゆったりと大きく安心感があり、テントもマットは5枚しか敷けないが、6人たがい違いに寝るとぴったり。
2日目、曇り、稜線には雪煙。
今年は雪が多いらしくP2からP1(矢沢の頭)のやせ尾根にもべったりと雪がついていてラクに通過。
矢沢の頭に出たとたんに南西方向からの強風が吹き荒れた。防寒具をすべて身につける。(あまりつけない人も)
降雪はなく、見える所に先行パーティがいるにもかかわらず、そのトレースは風に飛ばされる雪で消えてしまっていた。だいたいは膝か膝上程度だがひどい所は腰までのラッセル、そのほとんどをCL永野さんがやってくれた。永野さん、ありがとうございました。
一方でSL白子は、新人さん2人につきっきり。
私達の後方パーティもまたラッセルしている様子。
ふと風がやみ、視界がひらけると目の前に冬毛の雷鳥2羽がいて、この寒いのになにやってんの?とでも言いたそうにしばらくこちらを見ていた。本当に私達はこんな所でいったいなにをやってるのだろうか。 雷鳥たちはやがて斜面を転がるように下り、ちらっと黒い尾羽を見せて飛び立っていった。
再び登りはじめて間もなく、坂本さんが凍傷を負ったことが判明(サングラスが凍ってしまったため)。風が当たっていた左まぶたが大きく腫れていた。彼の世話をするためにCL永野がラストへ、かわってSL白子がトップへ。
視界は10m程度、爺ヶ岳を越えるとそれまで頼りにしていたバンブーがなくなり、右側に大きな雪庇がいくつも張り出している。
樹林帯のトラバースになりやっと風がおさまる。
休憩していると細尾さんが来て「鼻が凍っているような気がする」と言う。あとで、彼女も鼻と手の指に軽い凍傷を負っていたことがわかった。
冷池山荘は避難小屋が開いていてトイレもあった。テントは6〜7張り。
きれいな星空。黒部方面に街の灯り。中島みゆきもいる・・・? ラジオで紅白を聞きたいなあと言いつつ、翌日の急な下りを考えて早く寝ることに。
3日目、天気予報では大平洋側と日本海側の両方に低気圧があるとのことだったが、朝早いうちは快晴。坂本さんと鳥居君のふたりはアタックを断念すると言うので、残る4人でアタックに出発。
雲海から浮かびあがる初日の出とともに下山予定の急峻な赤岩尾根を眺める。初心者の鳥居君と視界が狭くなっている坂本さんの2人を無事に下ろせるだろうか・・・リーダー達の頭の中はそのことでいっぱい。しかも布引岳に着く頃には剣岳付近に雲が・・・。登頂を断念してKRCの人文字をつくって遊ぶ!・・・のもほどほどにして引き返す。途中まで坂本さんが遊びに来ていた。テント撤収後すぐに赤岩の頭へ向かう。
足の短い者がトレースに片足を下ろすとザックの底が後ろの雪面についてウッと前のめりになりそうになるくらいの急な下りを一歩一歩下る。
上部ほどでないが急な下りは高千穂平付近を除き西沢出合まで続いた。
林道を歩いてデポしてあった車に到着。鹿島山荘で下山届提出。
街へ出てみたが高級ホテルばかり。即Uターン! 爺ケ岳山麓の民宿に泊まった。
(反省)
軽傷とはいえ、たった2時間半吹雪の中を歩いただけで2人も凍傷になるとは!
冬山は本当に怖いです。個人差や嫌われることなどをいちいち気にせず、防寒具をつけることをもっと強く言うべきでした。
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