白根三山

(記・大畑 健次)

白根三山(南アルプス)

H.14.7.25夜〜27 (天候  晴れ)

CL大畑健 大畑潔

(  )内はコースタイム

25日
和歌山=名阪・中央高速=

26日
韮崎IC = 広河原(4:40) 八本歯のコル (0:50) 北岳山頂 (0:50) 北岳山荘

27日
北岳山荘 (1:30) 間の岳 (1:30) 西農鳥岳 (0:40) 農鳥岳 (3:30) 大門沢 (2:30) 登山口 = 宿

28日
奈良田 =バス= 身延 =身延線= 静岡 ―――新幹線・阪和線―――  和歌山

山荘情報

北岳山荘
  水1リットル100円 水券を買うか直接100円玉を箱に入れ自分でタンクより汲み出す。
 宿泊客は1リットルは無料(一応水場有り・行き30分帰り1時間とのこと)
  トイレはバイオトイレで非常にきれい。センサーが付いていて、中に入ると自動でライトがつく仕組 み。しかも紙つき。

農鳥小屋
 水場まで往復約20分、おいしいらしい。小屋のおっちゃん話好き。

大門沢小屋
 水飲みほうだい。民宿の予約してくれる。と、林道の途中まで迎えに来てくれる。

費 用
 行き 車  約5,000円
   テント   500円
    宿   8,000円
 帰り 電車代 8,000円
    新幹線 4,000円

25日

石関号で夜の10時半過ぎに出発。彼らは北岳ピストンの予定。

26日

 朝5時半ごろ広河原に到着。金曜の朝なのに沢山の車が止まっていた。

 六時出発。台風が雲を吹き飛ばしたのか快晴。出だしは快調で、ほぼ予定通りに二俣に到着。雪渓の上を流れてくる風が気持ちよい。

 二俣を過ぎてから、夜行即登山の強行が効いたのか、石関ファミリーがペースダウン。彼らは明日北岳を越えて草すべりから下山するため、今日は山頂へは行かず直接北岳山荘に行くとのこと。でハチ八本歯のコルの手前より分かれて行動する。

 八本歯のコルの前後の登りは木の梯子で、体が斜めになり荷物が背中に覆いかぶさるようで、大変腰にきつかった。

 八本歯のコルから約40分ほどで北岳から北岳山荘に続く尾根道に出る。ここで荷物を置き空荷で山頂をピストンする。山頂から富士山が大きく見えた。

 1時過ぎに北岳山荘到着。石関ファミリーはまだのようだ。早々にテントを張りのんびりする。

27日
 5時半出発。30分で中白根山に着く。登山者の多くはここが間の岳のつもりで小屋を出発していたようだ。しかし山頂はそこから遥か遠くに見えていた。結局7時に間の岳山頂着。15分ほど休憩の後、農鳥小屋を目指し、いっきに下る。

 8時前に小屋に到着。当日も良い天気で気温も高く、ついビールに口がいってしまい、西農鳥岳に至る急登を懺悔の坂と叫んだのはこのすぐ後だった。西農鳥岳のピークは三つ有り、一番低い所に看板がたっていた。西農鳥からは今まで歩いて来た北岳や間の岳、これから行く農鳥岳や大門沢下降点あたりなど、今回の縦走コースが見わたせた。

 10時過ぎに大門沢下降点到着。ここで稜線とサラバ。二日間とも天候に恵まれ、富士山や仙丈・塩見や荒川三山・中央アルプスなどをずっと見ながら歩けたのは、大変ラッキーだった。

 10時半前に出発。すごく急な下りで、登ってくる人の気がしれない。降りるにしたがってどんどん暑くなり、水の消費が激しい。農鳥小屋から大門沢小屋の間水場が無いので、不安だった。(結局二人で約2.5リットル消費)地図には沢に出た所に水マークが書かれていたが、それらしい所は無く本谷の水を飲むのか、まさか。

 12時40分頃大門沢小屋到着。計画ではここでテントだが、時間が早いしどないしよかなと思いながら荷物を降ろした目の前に、**民宿7,500円からとの看板が!すると、いつもは決して自分から動かないK子が「風呂に入りたい・民宿の車が迎えにくる」などと言いながら、急に立ち上がり民宿の予約をしに行ったではないか。
 結局登山口から林道を少し行ったところまで迎えに来るとのことで宿予約OK。地図で3時間だったので、4時半に待ち合わせ。

 1時29分頃小屋出発。ここからは淡々とした下り。途中、恐怖の吊橋を3回も渡らなければならず、ムッチャ疲れた。(もし行きしなにこんな橋があったら帰ってるかも)地図が古かったのか、林道がずっと手前まで完成していて、30分ほど早く車と遭遇。ラッキーだった。
 気が弛んだのか、その日の夕方、民宿の畳に座ると同時に足が痛くなった。