光岳・聖岳

(記・飯塚 省蔵

光岳・聖岳(南アルプス)

H.14.7.26夜〜29

CL飯塚  細尾

7月26日

21:15 和歌山発、細尾さんの車、名神・中央道経由

7月27日(晴)
1:30 飯田着 林道入り口を間違う・途中仮眠(易老渡の手前5km)
6:15 易老渡着 車を駐車 20台以上車が置ける 朝飯を簡単にとる
6:55 易老渡出発  標高1000m
8:15 面平   原生林帯
10:20 いやし岳(2254m)
11:55 易老岳2354m 昼飯
13:15 静高平 水場冷たいおいしい水
13:45―14:00 光小屋着 テント張る ¥800
14:20 光岳頂上〜光石〜テント場 夕食
18:30 就寝

7月28日(晴)
3:40〜4:40 起床 テントたたむ 出発
5:00 イザルケ岳頂上 日の出 富士山のシルエットがきれい
7:10 易老岳
8:35 希望峰 仁田岳は視界が悪いのと僕はしんどいので行かず
9:35〜9:50 茶臼岳 つかれて居眠りする 飲料水をもらう
11:55〜12:15 上河内岳分岐 細尾さんだけ上河内岳登る、赤石岳見えずとのこと
14:05 聖平小屋 テント設置 ¥1,000 夕食
18:30 就寝・雷雨 テントのファスナーから雨がはいる

7月29日(雨のち晴)
3:30 起床 テントたたむ・朝飯
4:15 聖平小屋発
4:45 聖岳分岐  ザック置いてサブザックでいく
5:25 小聖岳 2662m
6:15 聖岳頂上 3013m 視界わるい
7:40 聖岳分岐
10:30 西沢渡・便ガ島  野猿渡しでわたる。先客にひっぱってもらう
12:30 易老渡着 途中車に乗せてもらう
14:30―16:00 飯田で風呂と昼飯
16:00―21:00 飯田〜和歌山 細尾さん一人で運転

費用:一人約¥15,000(高速料金 約15,000)

7月27日(晴れ)
飯田ICから三遠南信自動車道の道路標識を頼りに矢筈トンネルを抜け国道152までスムースにこれたが上村―上島の所を左折して林道を入るところがわからず、間違って左折し行くと行き止まりになる。バックしてもう一度よくみる。右折して川を越えて左に入るのがわかる。夜中で看板をみすごす。
目的の易老渡の車を駐車するところがわからず、3台車がとまっているところがあり、そこで仮眠する。
明るくなって車が何台もとおりすごしていくので、ここでないとおもいなんと5km先のところなり。
やっと易老渡につくと車が20台ぐらい満車状態であったが1台入るスペースをみつける。
ザックを置いて車をここから徒歩40分先の下山する便ガ島に駐車して置く方法があることがあとでわかる。
眠たいが、出発する。共同装備は、テント(エスパース3人用2.2kg)、夕食2食分、ガスコンロ3個、鍋。彼女にテントの本体と夕食2食分、鍋を持ってもらう。その上一眼レフのカメラ、大きなフルーツゼリーが4個も、ほかにみかん4個が後からでてきたので多分約13kg以上あったのでないか。
原生林帯の急な登りをひたすら行く、光小屋の手前まで水場がないと行きかう人に聞く、5時間後やっと易老岳[2354mよって約1300m上ったことになる]に到着して簡単に食事休憩する。そこから、比較的平行な道であったが足がつりだす、それも両足。バンテリンをぬり、水を補給してまた歩き出す。枯れた沢道の急な登りは非常につらかった。行きかう人は、ここが一番えらい所と言ってました。やっと、水場のある静高平に到着。冷たい沢水で、エネルゲンのジュース500ccを飲み干す、生き返る。夕食用にポリ缶すべてに満タンにしテント場へめざす。 光小屋は最近改築したような立派な小屋で、テント場は3ケ所ぐらいあるが小屋の前のところで設置、一番のり。 小屋から15分のところに光岳の頂上2591mに行く、富士山が見える。頂上から10分のところに光石。 白い岩山でここがピークにしたほうがいいようなところ。 光岳由来もこの白い光岩からきているとのこと。 小屋のまえで食事、ビール600円をかって乾杯する。 50人とまりの小屋に48人と気のいい、几帳面そうな管理人とはなす。

8月28日(晴れ、夜雷雨)
朝4:40に出発、5:00にイザルガ岳による。 360度の展望、富士山と日の出、シルエットの富士山、すごくいい所。 水場の静高平で水をいれて、聖平に向かう。 希望峰で休憩、仁田岳は寄らず。 とにかくのどが渇くし、眠たい。 9:35茶臼岳(2604m)について、休憩したら、10分位無意識で寝てしまった。 水場がここから20分下りた茶臼小屋のところ、聖平までもつとおもうが不安だ、汲みにいきかけたら、茶臼小屋からきたとなりの人が水を1Lほどくれる。 三つのうちの最初のラッキーだった。 そのひとの友達、トマトを6個ほどタッパーにいれておられ、おいしそうだった。 ここから、上河内岳2803mまで、今日最後の登りと思いがんばる、でも、ついたところは分岐で、頂上まで15分、元気な細尾さんだけ空身でのぼる。 天気がよければ聖岳、赤石岳方面が見えるはずだが先ほどまで晴れていたが曇ってきて残念だが見えずとのこと。 ここからは、お花畑がずっと続きましたが、今年は早く咲いたのか、いまいちであった。
やっと聖平のテント場に14:05に到着、朝から約10時間の長い行程であったが、昨日の登りよりは足もつらずましであった。 聖平のテント場は小屋の前にあり、めちゃめちゃ広く、水場もそばにあり気持ちのいいところ。 昨日光小屋のテント場でも一緒だった京大生二人のエスパースの4〜5人用のテントも近くにある。 彼らは、塩見岳までいくとのこと、クラブの名前が‘京大散策会’、30kgのザックをかついで塩見まで散策とはさすが京大生らしい。細尾さんがラーメンを差し入れにいく、けど荷物が多いのか、堪忍してくださいといってことわられる。
夕食のジフィーズのカレーは水をいれすぎてかたまるまでたく、でもおいしかった。りんごが300円で冷やして売っていた、うまかった。 6時半ごろから、雨がふりだす、夕立だが、雨足がきつく、少し寝た後、テントの下がぬれてきた、よく見ると、ファスナーのところから水があふれでてくるのでないか。細尾さんも起きてきてすぐザックカバーをつけてまた寝る、さすが、テント慣れしてるなと思い、不安な思いで3時過ぎ雨足が弱くなってきたので、細尾さんを起こし、テントをかたづけ、朝飯を小屋の前のテーブルでとる。
細尾さんが言うのには、こんな事は普通らしく、八千代さんは台風の剣沢では、コッヘルでテントの水を出したとのことらしい、とにかく、僕は眠れず。細尾さんは、ファスナーの方ではなかったので、気づかなかったようで、僕がファスナーのところをずっとみているので、何をしてるのかと思ったらしい。

7月29日(雨のち晴れ)
雨のなか、聖岳にめざす、4:15一番早い出発。30分で薊畑分岐2314m、サブザックにし、ザックを置いていく、小聖岳2662mからガレ場になる、それから富士山登山の時のようなざくざくの道を通ってやっと聖岳山頂3013mに到着する6:15。 これが南アルプスの重鎮というのか、茶臼から見た時はなんてどっしりした山と思った。 残念ながら雨で視界はわるく、写真だけをとっておりる。 帰り小聖岳のところの水場による、わかりにくいところにある。分岐が7:40西沢渡しまでうっそうとした原生林のなかを3時間ひたすら歩く、いやな登山道で、下山道でよかったと思う。西沢渡しの沢を渡るのに野猿の渡しがあり、第2のラッキーで運良く先客がありひっぱってもらう。この沢を渡渉するのは水量が多いので厄介とおもう。
ここから便ガ島まで1時間、そこから、車のある易老渡しまで40分歩くとこだったが、釣り客の車に乗せてもらう、乗せてほしそうな顔を二人ともしていたようで、第3のラッキーで、無事下山する12:30。
すっかり天気になり、暑い、風呂と昼飯を飯田市で見つけ、16:00に高速にのる、和歌山まで細尾さんひとりで運転する。和歌山到着21:00。

昨年細尾さんは八千代さんと南アルプスの赤石・悪沢・千枚岳をいっておられ、来年聖岳にいくときは一緒にとお願いしたことが実り、僕は3年越しで計画実行できました。体力がないから、小屋泊まりといってましたが細尾さんが軽いテントがあるとのはなしで、テントでの縦走になりました。
一日目足がつるなどの心配をかけましたが、なんとか歩き通せたのは、細尾さんのおかげです。
反省として、行動食には水気のあるものをもっていくべきだった、半分以上行動食が残る。
カメラもデジカメでなく一眼レフにすべきで、今後そうするようにする。
                                      以上