烏 帽 子 山

(那 智)

(記・田中 英子

H.15.7.20(天候 曇りのち晴れ、風ほとんどなし)

CL田中英  飯塚  久馬  井本敏

6:30 和歌山発。
海南から高速に乗り、吉備で降りる。白馬トンネル〜中辺路〜本宮〜新宮〜那智へ。
11:00 那智大社の駐車場につく。
11:10 出発。那智大社の参詣道を通って、やっと青岸渡寺の駐車場をみつける。ここにおけば登山口が近い。納骨堂の裏の墓地(きれいに整備された墓地)の間の小道を通ると、鬱蒼と木が生い茂る気持ちのよい登山道。しばらく上りが続くが、木の根や石段の道を下ると沢に出る。
12:10 二の滝 ここまでで4度沢を渡る。昨夜来の雨で増水して、飛び石づたいに歩けそうになかったので登山靴を脱ぎ裸足で歩く。
休憩。二の滝は滝壺周辺も含めて美しい。
5分ぐらい登ると三の滝の分岐に着く。
三の滝をかなり手前の岸から見る。
原生林の間の気持ちのいい登山道を行く。林が植林(杉)に替わった登山道を登っていくと、林道に出る。
13:10 山ノ神。林道の左上に小さな鳥居がある。
林道をしばらく行く。また、沢沿いの登山道を登って行く。
14:00 林道にでて東ノ谷分岐。そのまま平坦な広い道を行くと行き止まり。
14:10 左手の烏帽子山への登山道を飯塚さんを除いて3人で登る。
30分ぐらい登ったところで時間がないので、山頂まで行かず引き返す。
14:55 烏帽子山への登り口に戻り、遅い昼食。
15:25 出発。
同じ道を下る。
16:30 二の滝。
今度は靴のまま、渡る。
17:30 駐車場につく。
わたらせ温泉に入り、田辺で夕食。御坊〜海南は高速。和歌山着。

 出発が遅かったため、烏帽子山頂まで行けなかったが、とても気持ちのよい楽しい山行であった。
 とうとうと流れる沢。落差の大きい見事な二の滝、三の滝だけでなく、途中の小さな美しい滝。そんな沢・滝を見ながら原生林の中を歩くのは、すがすがしい。
 この日は水量が多く、徒渉に時間がかかったが、帰りは面倒なので登山靴のまま徒渉。すべりやすく、田中・井本さん・飯塚さんは2〜3回すべっておしりから下、もしくは膝から下がずぶぬれ。当然靴は沢靴状態。一人、身軽な久馬さんがヒョイヒョイと飛び石づたいに行き、靴の下の部分しか濡れていなかった。最後の沢を徒渉する際に、三人はあきらめてずぼずぼ水の中に入り歩いていた。沢に入りながら、飯塚さんが「身軽な久馬さんの真似をしたらえらい目にあったわ。」と言い、田中が「還暦を越えているとは思えないね。」と話していると・・・久馬さんがスッテーンと転ぶ。Tシャツまでずぶぬれ。本当にあと一歩という場所で。

【今後の注意事項】
 南紀の登山は和歌山を前夜出発して、現地で車中泊あるいはテント泊をして早朝出発したほうがいい。アプローチに時間がかかる。
 時間に余裕があると、沢靴に履き替えたりする時間が惜しくない。
 二ノ滝〜三ノ滝はきちんと沢靴に履き替えて、徒渉した方がよい。その方が三ノ滝の近くまで行けて楽しい。この部分だけ沢登りである。