奥穂高岳南稜

(春山合宿)

(記・白子 欽也

奥穂高岳南稜

H.15.5.3〜6

CL白子  久保  美崎  井本 多部  永野  白子  

5/2ヨル
和歌山発9:00 ― 阪和=名神=東海北陸(清見ICまで)― 平湯あかんだな駐車場(1日500円)4:30着 ― パッキングのち仮眠5:30〜6:30

5/3
6:55 バス(1人1050円、往復で1800円)= 
7:25 上高地着 河童橋をわたったところで朝食。
7:45発 ― 8:30 ― 9:25 ― 10:10 ― 10:50 岳沢ヒュッテテント場
13:30 整地、設営完了 3日目の朝食のラーメン4食分食べる。
    白子、永野、久保の三名で南稜取付まで偵察。 
    夕食6:00 ― 7:30就寝

5/4
2:10 起床 テルモスのコーヒー、茶を飲み準備。
3:00 出発
4:00 取付着
    取付は、滝沢大滝手前の南稜支尾根から草付を登る。

5:30 ブッシュ帯から雪壁。
    多部氏、体調不良でこの先での帰還は危険と判断し、ここで帰還。
    雪稜から草付の尾根、再び雪壁を越える。
6:30 トリコニー取付着
    トリコニーは3つの岩峰からなる岩尾根
    ひとつめはほぼまっすぐ直登、2つめの岩峰は左側をトラバースぎみに越して、3つめは登らず、右手前より上部の雪稜をぬける。
 岩場は 級程度。ザイルを出しているパーティもいたが、メンバーの実力を考えて不要と判断。永野氏トップで先行パーティを抜かせてもらい、前へ出る。
7:50 雪稜をぬけてハイマツ帯で小休止。
8:50 ゆるやかな雪壁を左上し、南稜の頭着、大休止、コーヒーをわかす。井本、白子八のアタック隊は奥穂へアタック。サポート隊は帰りを待つ。(奥穂までは10分程度)
10:05 出発
11:05 吊尾根最低鞍部、紀美子平より夏道をクサリづたいに下降。
    途中より雪壁、ザイル3本出してフィックスし、ザイルづたいにおりる。
    その後明神沢本谷へ40m懸垂下降。明神沢本谷が通常の下降路(こっちの方が安全か?)。
14:00 BC着 明日の朝食ラーメン3食食べつくす。
17:30 夕食 
20:00 就寝

5/5
4:00 起床
4:30 撤収
    テルモスのコーヒー等を飲んで朝食がわりにする。
5:10 出発
    20分程度でアイゼンはずす。
7:00 河童橋
7:50 バス
8:20 平湯 美崎隊、検問強行突破。
    駐車場近くの神之湯に入る。身体を洗うところなくちょっと不便。
16:30 和歌山IC着 解散

〈感想〉
南稜は、実力のそろったパーティで天候等条件が良ければノーザイルでOK。
ル−トは取付いてしまえば明瞭。
トリコニーの通過もルートファインディングが正しければ問題なし。
新人さんがいても、事前の岩トレをしておけばコンティニアスで登れると思う。
吊尾根〜前穂からの下降の方がくせものかも。

2日目、3日目とも前夜用意したコーヒー等のみを飲んで朝食ぬき(1本行動後、しっかりと行動食をとった)だったが、朝の出だしがスピーディとなり、よかったと思う。今後も採用してみてもいいかもしれない。

平湯あかんだな駐車場に車をおくと、上高地入山―新穂下山 とかその逆とか、行動が便利。沢渡へ車をおくより便利で到着時間も短くコストも安いので、今後も利用価値は高いと思う。

〈費用〉
7人、1人13000円程度。
平湯あかんだな駐車場 1日500円
平湯上高地バス 1050円(30分)(往復1800円)
テント場 1人500円
風呂 神の湯 400円