針ノ木岳周遊

(北ア・後立山)

(記・大畑 健次

針ノ木岳周遊(北ア・後立山)

H.16.8.6〜8

CL脇本   大畑 

8/6
22:42 今や臨時列車となってしまった「急行ちくま」で松本へ

8/7
4:14 松本着 ここで東京から来る全車指定席の「ムーンライト信州」に乗り換え信濃大町へ。
5:08 信濃大町着 バスは臨時も出るので、いっぱいになり次第出発とのこと。
    6時前に扇沢に着き、朝食を簡単に取る。
6:10 扇沢出発 途中樹林帯を抜けたとこと石ベンチで休憩


9:15 種池山荘着 大休憩 ほとんどの登山者はここから鹿島槍を登るため、冷池山荘に向かってゆく。
10:50  〃  出発 ちんたら歩く
12:50 新越山荘着

8/8
5:30  〃 出発  6:05 鳴沢岳  6:45 赤沢岳  8:30スバリ岳
    快晴の中、剣や立山を眺めながらの楽しい縦走 途中トラブル発生

鳴沢岳
スバリ岳方面
針の木岳
黒部湖


9:15 針の木岳着 大休憩

剣岳
水晶岳、赤牛岳

 10:15 Oさん、10:30 Wさん 針の木小屋着      
脇やん名残惜しいため、ゆっくり下りる  大休憩 槍を見ながら一服

針の木岳
小屋から槍ヶ岳

11:20 針の木小屋発 針の木大雪渓の雪が少ないため、雪渓ではなく山道を下る。

雪のない針の木雪渓(レンゲ沢と言うらしい)


13:10 大沢小屋着
14:10 Oさん、14:20 Wさん 扇沢着
14:30 扇沢発
15:11 臨時の「しなの」名古屋行きに間に合う。
21:14 和歌山に着く 

8/6
 久しぶりに「ちくま」で信州へ。大阪駅を出たときは空席も目立ち、往年の混みようは夢のよう。我らも四人がけを二人で占領する。それでも京都、大津と停車するたびに席が埋まり、名古屋ではほぼ満席に。しかしWさん身動きもせず寝ているので私も狸状態。

8/7
 松本で東京から来る「ムーンライト信州」に乗り換え。この電車は全車指定なので、空いている席に座ろうが座るまいが指定料金510円いるの。信濃大町で払う。
 扇沢行きのバスは定期バスだが、当日は臨時も出るので満席になり次第出発するとのことで、予定より早く扇沢に到着。登山口は扇沢の手前だが、バス停がないため止まってくれない。扇沢で簡単に朝食を済まし登山口まで約10分戻る。
 樹林帯の急登が約1時間、そこを過ぎるとこれから歩く稜線を眺めながらの楽しい登りのはずが、この道は百名山鹿島槍のメインルートのため、団体さんがドバーと歩いている。まあ仕方ないかと言い聞かしながらも、追いついたら知らず知らずプレッシャーをかけてしまっていた。とかしているうちに種池山荘へ。この周辺はお花畑だらけで、Wさんはうろうろ。しかしOさんはじつは前々日の酒がたたり昨日の電車の酒がむかえ酒どころかおい酒になってしまい、少々二日酔い。おかげで山荘の生ビール飲めなかったのだ。Wさんは横でグビグビ。
 一時間半の大休憩ののち、新越山荘に向かって出発。この間、種池まできた登山者はほとんどが鹿島槍に登るのか冷池山荘に向かって行った。
 約2時間で新越山荘へ。途中鹿島槍や針の木岳方面で雷が聞こえていたので少し怖かった。寝場所は一畳で二人とのことであったが、何でこんなに空いてるのにと思っていたが、夕方まで小屋の前で飲んでいると、針の木方面から団体さんがドンドン来るではないか。納得してしまった。
 新越山荘前後の道は尾根の東側についているので夕日を見ることができず、唯一小屋の食堂からは可能だが人がいっぱい。Wさんは10分ほど歩いて見に行っていた。

8/8
 朝からいきなりの登り。鳴沢岳から赤沢岳、スバリ岳、針の木岳と、いくつものピークを越える本日のコースは結構しんどいけれど、すばらしい眺めと天気のおかげで楽しい一日に。途中、つがい、親子、雄だけといろんなパターンの雷鳥や野生のサルの群れと出くわす。特に猿軍団のリーダーはOさんが近づいていくと、いきなり「はー」と威嚇をはじめ、しばらく足止めをくらってしまった。
 針の木岳ではWさんが「今年の登り納め」とのことで大休憩をとり、景色を目に焼き付けていた。針の木小屋でも生ビールを片手に大休憩。
 小屋からは通常針の木大雪渓を下るが、今年は雪が少ないため雪渓は通行止め。雪のない沢みちを下る。(ちなみに針の木大雪渓の沢は蓮華沢というらしい)
 大沢小屋で一服した後、扇沢へ。扇沢でWさんビールを探すがバスの時間もあり断念。(二階の売店に売っていたのだ)しかしうまいこと臨時の「しなの」に間に合ったので、信濃大町から名古屋まで乗り換えなしで行ける。その後も順調に和歌山に着いた。