伊勢辻山・明神平縦走
(台高)

(記・飯塚 省蔵

伊勢辻山・明神平縦走(台高)

H.16.10.24(前夜発) 天候 晴れのちくもり

CL 脇本  白子  白子  大畑  大畑  井本  江川  飯塚

天候に恵まれ、静かな台高のブナ林をのんびりと歩いてきました。
紅葉は少し早いようです。伊勢辻山−赤ゾレ山−国見山−水無山と正味6時間の充実ある秋山登山でした。

10月23日(土)
 21:15〜23:00  和歌山発  大又のやはた温泉着

10月24日(月)
 05:00  起床、食事、林道終点まで車1台置きに行く
 07:05  登山口出発
 07:30  和佐羅滝の分岐
 08:40  二俣
 09:40  三度小屋辻
 10:05〜10:20  伊勢辻山 休憩
 11:30〜12:30  国見山 昼食
 13:10  明神平
 14:10  林道終点
 16:00〜18:45  やはた温泉〜和歌山

池木屋山(イケゴヤマ)の沢は林道の状況が悪いのと脇本さんから台風直後の沢は水量が多いので入らない方がいいのでないかとのことで中止しました。急きょ天気がいい事なので伊勢辻山から明神平とくるりと廻るコースに決めました。
車2台で久々走るR24−R169で東吉野から大又へと今晩のテント場をどこにするかと言いもってやはた温泉のすぐそばの道沿いの空いたところにテントを張りました。4人はテントで後4名は車で、例の二人は1時前まで宴会のようでした。明け方はかなり冷えそのため私は風邪をひいたようです。
朝5時起きで、朝めし、車のデポとかで“和佐羅の滝”と標識のある大又の登山口を7:05にスタートする。

左に谷をみて、25分で和佐羅の滝の分岐につく、滝を見にいきませんでしたが、登山道から杉の木の間越しに見えました。二俣の手前で杉の木をヘリで運び出す作業の人と話をする、100年杉で皮をきれいにむいておりました。一本いくらするのか聞いたが教えてくれません。ヘリで運んでも採算が合うところをみるとかなりの値段ではないかと誰かがいう。

二俣には左の道の先に廃屋があり、右の道が伊勢辻への道。昔は東吉野の人は伊勢をいくのに使った道だそうです。道がだんだん急になり、沢もなくなり稜線に近づいてきました。
三度小屋辻を過ぎてからはブナの林に景色が変わってきました。柵越しに薊岳が真正面に見え、カヤトを過ぎて伊勢辻山(1290M)に着き大休憩をとりました。10時なので昼飯は次の適当なところにするということで出発。20分ぐらいで赤ゾレ山が左の方向にあり、地図をみれば元に引き返すと思いザックを置いて(私だけであとのメンバーは担いで行く)いったところ頂上にくると下る道がある、下で会いましょうということで、行ったところみつからず、しばらくいくと赤ゾレ山下の小池のそばで皆さんが待ってくれていました。
馬駆ヶ辻−馬駆ヶ場(義経伝説に出てくる場所と本に書いてありました)となだらかな所を過ぎ、国見山(1418M)への登りはしんどかったです。国見山で昼飯にする。雨が降り出すようで早い目に下山する(脇やんは不満そうでしたが)。

国見山から水無し山(1414M)の景色は以前雪山のときに通りましたがこの秋の景色は、ブナの木の紅葉と地面一面は木の葉だけの日本庭園を見るようでした。水無山からすぐに明神平一帯を見る景色もすごくいいところです。
こんな景色をいつまでも残していってもらいたいものです。

明神平から明神滝のあるところまでもいい写真スポットで紅葉と沢のコントラストが非常にいいものです。みんな写真をとっておりました。八千代さんの最新のニコンデジカメ一眼レフは電池切れで、悔しかったと思います。

下山途中に廃屋が2軒ありますが入り口の方が山からの大木が家の1部と登山道を押しつぶしており、迂回道として、谷を渡渉するところが2箇所あり、木が1本あるだけで慎重に渡りました。落ちる人もおるのでないか。
また、入り口は道路工事をしており、通行止めのなかに1台の名古屋ナンバーの軽四が大破損しておりました、止めていたのが自走したらしい、運転手は乗っており、動くらしい、釣り人のようでした。

ようやく林道終点の車のところにつきました。計7時間(休憩1時間含む)の登山でした。
帰りはやはた温泉(500円)に入り、4時に出て和歌山7時前に到着。