黒部五郎岳〜弓折岳

(北アルプス)

(記・大畑 潔子

平成16年8月11日夜〜14日

CLなめた登山家、大畑潔

 
8/11 
23:27 大阪駅(きたぐに)発

8/12(快晴) 
4:32 富山駅着
5:10 富山駅(直通予約バス)発 荷物別料金必要と思っていたが必要なかった
7:10 折立着          朝食を食べる
7:30 折立登山口出発      樹林帯の中を歩く      (8:20休 :25発)
8:50 三角点          展望が開けてくる 景色を眺めながら整備された木道 (9:25休 :30発、10:15休 :20発)     石畳を歩く
10:45 太郎平小屋        小屋の前が広々としておりきれいなトイレ有
11:10 太郎兵衛平テント場    小屋からはなれているが水場(流水)、トイレ近くて便利
   (なめた登山家 11:20テント場→12:15休 :20発→12:55薬師岳
13:05薬師岳 →13:20休 :30発→14:05テント場)

8/13(快晴) 
3:00 起床           本日は長丁場のため、はやく起きる
4:10 太郎兵衛平テント場出発  
4:30 太郎平小屋        草原状の広々とした道を歩く  (5:05休 :10発)
                  このあたりから360度、山が見渡せる景色が続く 
6:14 北ノ俣岳         徐々に登りがきつくなってくる (7:35休 :40発)
9:00 黒部五郎岳        黒部五郎のカールがよく見える
9:20 黒部五郎岳出発                     (10:20休 :25発)
10:50 黒部五郎小舎(小休止)
11:30 黒部五郎小舎出発     いきなり樹林帯の急登が続く        
                                 (こまめに休憩)  
13:30 三俣蓮華岳     
15:15 双六キャンプ場      小屋の近くで水場(流水)、トイレも近い

8/14(晴のち小雨)
5:40 双六キャンプ場出発
7:05 鏡平山荘         槍ヶ岳の姿は見えず      (8:00休 :05発)
9:05 わさび平(小休止)
10:20 新穂高温泉
11:30 新穂高温泉発(乗合タクシー)
12:30 高山駅着
15:42 高山駅発(ワイドビューひだ34号大阪行き)
19:56 大阪駅着
21:50 和歌山駅着

 
今回は折立から黒部五郎岳を目指して、新穂高温泉まで久々にテント泊で縦走をしてきました。
8月11日のきたぐには、まだお盆休み最盛期ではなかったようで午後9時すぎから並びましたが、
10時くらいに並んだ人も座ることが出来、わりとすいていました。

812日(快晴) 富山駅に着き、折立までの直通予約バスに乗り折立まで。
バス代のほかに荷物代が10kg以上は必要だと思っていたので自分の荷物を10kgまでになるようにとほとんど個人装備だけにしていたのに、荷物代は必要なくて少し拍子ぬけしました。
(と言うことは、テント等団体装備はどこにいったんじゃい)ポーターさん頑張って。


 
朝の折立

折立で朝食を取り、樹林帯のなかを登り始めて1時間半くらいで展望の開けた三角点に着き、そこからは景色を眺めながら整備された木道や石畳を歩きましたが結構登りがきつく感じられました。(三角点から小屋までズットこのような道には驚いた。)


 
  三角点からの登り道


太郎兵衛テント場に着き昼寝でもと思ったのですが天気がよく、テントの中が暑くて入れなかったので、3時ごろまで外に座って景色を眺めていました。その間に元気もの約1名は薬師岳へ駆け足でピストンしていました。テント場の受付小屋でビールが買えるはずだったのですが、売り切れとのことで元気ものに小屋まで行ってもらいましたが、戻ってくるとはらへった・・・小屋までの行き帰りが結構しんどかったようで、翌日歩いてみて納得しました。(薬師小屋でビールを飲んで帰ってきたことを話すと「私のは無いのかい」と詰め寄られ、ビールのためにテント場から小屋まで往復40分やで。)



 明日の晴天を約束する夕日



 813日(快晴) 今回の山行の一番の長丁場の一日なので3時ごろに起床し4時すぎにテント場を出発しました。


 
      朝陽の中のお花畑       稜線からの笠が岳、乗鞍岳    


歩く前にたくさん食べるとしんどいので私は少しだけ食べて出発したのですが、(当初の予定では力うどんだったけど、そういうことで一人だけむしゃむしゃ満腹状態。朝は食べなあかんのに)雲ひとつない天候ときつい登りに行動食もあまり食べられなくなり、徐々にしゃりバテ状態になってしまいました。
360度どこを見ても山がくっきりと見渡せる好天のなか調子にのって歩いた結果、黒部五郎小舎での大休止のあと(ここでのビールは美味かった)三俣蓮華岳への登りからヨレヨレになってしまい、双六小屋のおでんと生ビールを頭に描きながら気合で歩きつづけるはめになってしまいました。


 
 三俣蓮華岳の登りより黒部五郎岳  黒部五郎小舎あたりからの黒部五郎岳

 

814日(晴のち小雨) 予定では笠が岳でもう一泊するつもりだったのですが、天候が昼から悪くなるらしく見事な笠雲が笠ケ岳のほうに。(二日も快晴の中、北アルプス中の山を眺められもうこれ以上の贅沢は慎もうと勝手に言い聞かし)これ幸いと一日早く新穂高温泉に向けて下山しました。



双六池と笠雲の笠が岳


今回の山行を終えての反省点は、テント泊で一日の行動時間が10時間を越える計画はなるべくたてないようにすること、山では食べることが大切だということ、そして調子にのって歩かないということで、パートナーには大変迷惑をかけ申し訳なかったと思っています。(行動時間についてはケースバイケースだが、歩くペースと食事の大切さは今後に生かしてもらおう)
ただ二日間にわたりすばらしい天候のもとぐるりと山々を飽きるほど見渡しながら歩くことができたのでよかったと思います。
 体力つけて健康第一!! ザックは軽く!!(ほな、パートナはどうなんねん) 
* 新穂でおばちゃんが9人乗りのタクシーに値段交渉をしてくれた結果、2,100円で高山まで行けました。