蝶ガ岳〜常念岳

(北アルプス)

(記・大畑

平成17年7月30、31日

CL 大畑 大畑

7/29(金)
和歌山
7/30(土)
木曽駒が岳S.A→三股登山口駐車場→8:00→力水8:30→まめうち平9:40→蝶ガ岳テント場12:20

7/31(日)
蝶ガ岳テント場5:30→蝶槍6:10→常念岳8:45→前常念9:55→三股登山口12:30

今回は三股より蝶ケ岳、常念岳を回り三股に戻る一泊二日のコースを行く。

 三股には50台ほど止められる立派な駐車場があり、トイレも完備されていた。


三股登山口はそこから500mほど林道を歩いたところで、安全登山協会という小屋の横から入山する。登山届は小屋に提出(おじさんがいて、コースによって注意箇所などの説明をしてくれる)。


   

安全登山協会の小屋
林 道

 出だしは沢沿いの涼しい道で、やがて吊橋(鉄製)を渡り尾根道に入る(増水時は通行止め、常念岳登山道に巻き道あり)。蝶ケ岳新道は樹林帯の中を登るので、直射日光を浴びずにすむが風が少ないので暑い。しかし時折常念岳側に道が変わると谷風が吹き上がり心地よかった。


常念岳と前常念岳

 樹林帯の道は「もうこらえて」と言いたくなるほど続く。ほとんど山頂近くまで登ったころ、ようやく森林限界を越える。そして抜け出したとたんご褒美のように目の前にお花畑が(コバイケイソウ)現れた。

コバイケイソウのお花畑

小屋はそこからほんの一登りのところに。本日小屋には200人ほどが泊まっているらしいが、テント場はまだ早いのかガラガラ。早々とテントを張って、槍・穂高のパノラマをビールのつまみに午後を過ごした。(小屋にはビールの自販機があって驚き)

槍ケ岳と夕焼け
テント場と小屋

 翌日も良い天気、常念岳まではるんるん気分。蝶槍まではとてもアルプスの尾根を歩いているとは思えないような広い場所を行く。やがて樹林帯に入り、アップダウンを繰り返し常念岳の登りに。途中の名もないハイマツやお花畑のピークが印象的だった。

広い尾根道
名もないハイマツピーク
名もない花畑ピーク

約一時間の登りで山頂へ。さすが百名山、山頂の祠の前は写真をとる順番待ちの列が。ツアー登山客のおばさまたちにはまいった「うるさい!」。人が交代している間にサッと写真を撮って早々と頂上を去る。

常念岳の登り
常念岳の登り
山頂の祠

小屋との分岐で休憩をして最後の景色を楽しみながら前常念岳へ。前常念からはでかい岩の間を急降下、手を使い腰をかがめての下りは楽しいが、荷物が重いので腰にくる。
やがて急下降も終わり樹林帯に突入。ほっとしたのもつかの間、今度は登りと同じような下りが延々と。「ええ加減にしてくれ」と今度は叫んでいた。
* 常念岳登山道は多くの登山者が歩くようで、木の根のしたの土がえぐれていたり
 ショートカットの道ができていたり、悪い意味で道が荒れていた。蝶ケ岳新道は歩きやすかった。