日光白根山・苗場山

(記・なめた)

CLamana、H尾、なめた、きよちゃん
 
8/11(金) 和歌山-----大阪(23:27きたぐに)-----
8/12(土) ----直江津----越後湯沢(レンタカー)→日光湯元温泉キャンプ場(泊)
8/13(日) 日光白根山菅沼登山口(6:30)〜弥陀ケ池(8:00−:15)〜日光白根山(9:05大休止10:00)〜五色沼(11:00−:25)〜菅沼登山口(13:15)→越後湯沢 湯沢高原ビール園前(テント泊)
8/14(月) 和田小屋(7:30)〜下ノ芝(8:18)〜上ノ芝(9:10−:27)〜苗場山(10:37大休止11:50)〜和田小屋(14:50)→越後湯沢(宿泊)
8/15(火) 越後湯沢(新幹線)-----東京(新幹線)-----新大阪-----和歌山    

 毎年、夏の恒例となってしまった越後湯沢周辺の登山。今回は日光白根山と苗場山に登ってきました。
 計画では着いた日に苗場山に登り、日光白根山、尾瀬の至仏山と登る予定だったのですが、なんと走行中の「きたぐに」に鹿が激突して列車のブレーキ管が破損、敦賀で列車乗り換えというハプニングに見舞われ、越後湯沢に到着するともうお昼前、しかもカミナリがなって大雨。
軟弱K.O二人組はさっさと登山をあきらめ、元気はつらつ女子連もあきらめざるを得ない状況になり、次の日の日光白根山の登山に備えて、湯元温泉キャンプ場に偵察に行きました。なかなか良いキャンプ場だったので、湯元温泉に入りここでテント泊(一人千円)しました。
次の日は、来た道を少し戻って菅沼登山口に行き、広い駐車場に車を置いて日光白根山に向けて出発しました。

菅沼の駐車場
しばらく進んだ三叉路
明るい登り

 樹々に囲まれた広い道をしばらく進むと、徐々にうっそうとした森の中の登り坂の道となり、小さな花やたくさんのカニコウモリの花を見ながら弥陀ケ池のほとりへと着きました。
 この山の花として有名なシラネアオイの群生地はこのあたりで、柵などで保護されていました(鹿の食害が原因らしい)。ここから目の前に日光白根山がどんとそびえていました。山頂までは急坂が続くが黄色い花のお花畑を見ながら進み、徐々に歩きにくい岩場となる。このあたりから周囲の展望が開けてきて、尾瀬の山々や、会津駒ケ岳、男体山などたくさんの山を眺望することができました。

弥陀が池の白根山
白 根 山
囲われた花畑

 さらにガレ場を進むと岩の塊がでんとそびえており、それが日光白根山の頂上でした。山頂はあまり広くなかったので少し下に降りた広い場所で、360度の大展望や五色沼、中禅寺湖を眺めながら大休止をとりました。

尾瀬方面の眺め
山頂を目指して
山  頂

 下りは五色沼をまわり菅沼登山口を目指しました。避難小屋のあたりまではすべりやすい急な砂礫の下り道でした。
このあたりの斜面がすばらしいお花畑で、マルバタケブキの黄色の花がいっぱい咲いていてきれいでした。また、眼下に見えていた五色沼は近くに行っても大きくきれいな色の沼でした。
 避難小屋と沼の近くでは鹿がお出迎えしてくれましたが、人なれしているのか堂々と私たちの横を歩いていました。

山頂からの五色沼
下りのお花畑
平然と横を歩いていく鹿

 ここから少し登り返して弥陀ケ池へ着き、菅沼登山口へ来た道を下っていきました。

 


 あくる日は苗場山に登る予定のため越後湯沢まで戻りかわらで一泊しました。翌朝車に乗り苗場山登山口の看板を見て進むと立派な公衆トイレのあるところに着き、登山の準備を始めたが車でいける和田小屋はまだ先のほうと知り再度車で移動しました(トイレまでは良い道でしたがそこからはスキー場内の砂利道です)。
 歩き始めはしばらく広々としたスキー場の中を進み、中ほどよりブナ林の道に入る。ここからの道はどろどろの悪路ということが本などに書かれていたが、幸いにも道は乾いていて歩きにくいことはなかった。下ノ芝のベンチで少し休憩をし、木道をとおりツガの森林帯を進むと中ノ芝、このあたりにはニッコウキスゲの花がちらほらと咲いていた。上ノ芝ではオコジョのお出迎えを受けてしばらくかわいい姿を眺めていた。

和田小屋からの登山道
下 の 芝
上ノ芝板の下の白いのがオコジョ

 このあたりから石の多い道となり、展望が開けてくる。小松原コースの分岐、股ズリ岩を過ぎ神楽ガ峰に着く。展望も良くしばし休憩する。ここからしばらくは急降下の道となり苗場山との鞍部に向かう。雷清水(水量はちょろちょろ)を過ぎしばらく歩くと花いっぱいのお花畑が現れる。ピンク、黄色、青と色々な高山植物が咲き乱れていた。楽しいお花畑を過ぎると頂上までの最期の登りが待っており、ひたすら登りつづけると突然、大湿原が現れ木道の上を歩いて行く。

鞍部のお花畑
苗場山頂
山頂の木道

 ガスの切れ間に見える湿原は、ずっと先まで大小さまざまな池があり、そばで咲く白いわたすげが風になびく様子もなかなかよかった。木道をしばらく歩くと遊仙閣がありその近くが山頂でした。

わたすげの群落
見渡す限りの湿原
自然交流センター
 苗場山自然交流センターに立派なテーブルと椅子があったので、そこで大休止とする。少し風があり、じっとしていると寒かったので、もう少しゆっくりしたかったのだけど、木道を散策しながらもと来た道を帰ることにする。
 二千メーターを越える場所に見渡す限りの湿原をもつ苗場山で、晴天になるのは難しいことなのかと思ったが、少しガスがかかった様子のほうが湿原らしくて良かったと感じた。

 

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