弥山〜八経ヶ岳
(大峰)

(記・ツヨシ)

H19.11.1


トンネル西口〜弥山〜八経ヶ岳

 

天候:小雨


7:30  自宅発
11:15 トンネル西口より入山
12:00 縦走路へ出る
13:10 弥山小屋
13:35 八経ヶ岳
14:10 弥山小屋
15:10 縦走路と別れる
15:45 トンネル西口へ下山


装備:半袖Tシャツ、長ズボン、カッパ上下、冬靴、リュックに(薄手のフリース、地図、コンパス、ヘッドライト、ティッシュ、ライター、おにぎり5個、ジュース500ml)


昨晩、野口健さんの落ちこぼれてエベレストを読み終わり、モチベーション全開で早起きした。
山だ!山に行こう!
適当に食べて適当に用意して家を出ようとすると天気が悪い。
降水確率は50%
間違いなく降るなぁ。でもパラパラだろう。
手袋とスパッツどうしよう?
えーい!めんどくさい!もうええわ!
とにかく早く家を出たい!
(降水確率に対するささやかな抵抗でもある)

 

 

朝の出勤渋滞とトンネル直前の落石防止工事につかまり3時間半もかかって到着。みたらい渓谷の紅葉を楽しむ余裕もなかった。

日暮れまでに降りて来れるか、やや焦りつつカッパを着てすぐに出発。
時間をみて八経に行けるか考えよう。
1997年の(古っ!!)アルペンガイドによると弥山までのコースタイムは3時間20分になってるので2時間50分を目標に設定。
20代の健康なやんちゃ坊主で非喫煙者ならこれぐらいはいけるとみた。

 

すでに雨が降り始めていたがそんな中を登る気になった自分に対して登山者としての器が大きくなった気がした。(自画自賛♪)
天候は変わるものだから雨でも楽しめた方がお得ですよね!?
柔軟に。柔軟に。

ところで、この山は僕にとって非常に思い出深いところなのです。
7年前の大晦日、友達と6人で挑んだ初めての本格的な雪山。
登山経験等ない奴ばかりで、自分を含めて4人がGパンだった。
夏用のシュラフの奴もいた。テニスシューズの奴もいた。
山頂に自販機あるんやろ?―ないわ!!
寒かったらどうする?―筋トレしてあったまれ!!
そんなノリだった。
胸までラッセルあったなぁ。でも、かき氷のシロップを撒いてむさぼり食ったなぁ。
雪を溶かして水を作ることを知らんかったなぁ。
水場が凍りつくことを知らずに地図に載ってる水場を探し回ったなぁ。しかも道を間違えて日が暮れて、あわや遭難だったなぁ。
その時すごく眠くて、友達が「寝たら死ぬぞ〜!!」って必死なのに、ドラマっぽくて笑ったなぁ。
弥山小屋では寒くて熟睡できなかったけど備え付けの毛布が有り難かったなぁ。
初日の出は見れなかったけど、八経ヶ岳に登頂して、俺が今近畿で一番高いとこおる!!ってジャンプして競い合ったっけ。
カメラはみんな機能してなくて写真は一枚もなかったけど、歩いてるうちに思い出がどんどん蘇って来る。

そんなこんなで弥山小屋着。7年前とは随分変わって設備が巨大化してる。懐かしの小屋には鍵がかかって入れなかった。
時間的には十分八経もいける!!やはり荷物が軽いから楽チン♪
ロクスノ風に名付けてみると、弥山―八経オールフリーワンデースピードアッセントやな。ポッターもびっくりのはず。

そのまま八経に向かう途中でオオヤマレンゲを鹿から保護する柵を通過。でも残念ながら僕は花に全く興味がない。
花を楽しめたらまた違う山登りもできるのだろうけど。
柔軟に。。柔軟に。。

山頂に着いて初めて腰を降ろし、おにぎり休憩。雨はなんとかやんでいるけどガスで視界は全然ダメ。
指先が寒いぃ〜〜。。。
カッパの袖先にできるだけ隠して下降開始。
この仕草、女の子がやったらグッとくるなぁ。なんて思いながら。

そして無事日暮れまでにに下山完了。
前は雪に隠れていたのか、それとも最近できたのか。小屋近くの木製の大層な階段がどうも気に入らない。
下の方で、ここに付けて木の根を保護したらいいのに、と思うところがありました。

反省:手袋は基本装備ですね。

P.S.今日からガソリン値上げです。行きと帰りで10円上がってた♂

KRCTOP     年度別山行記録TOP     山域別山行記録TOP