五竜岳〜唐松岳
(北アルプス)

(記・amana)

H20.5.3〜5

<メンバー>
カロリー、amana

 

<コースタイム>

ふたりとも時計を忘れて、あとで写真で確認しています。おおざっぱですみません。

5/2
21:30 和歌山発  途中、中津川SAで3時間程度仮眠。

5/3
8時半頃のゴンドラに乗り、リフトに乗って、地蔵の頭に9時半頃着。
西遠見に13時半頃着。

5/4
7:44 五竜山荘前 大休憩のちサブザックで出発
9:00 五竜岳山頂
10:00 五竜山荘前 行動食食べるなど大休憩のち出発
14:00 唐松岳頂上小屋前 テント設営 昼食
16:30 唐松岳山頂


5/5
6時すぎ 出発
8時すぎ リフト乗り場着

<感想>

快晴の中、最高の春山登山だった。

高速道路から見える山々が今年は光っているような気がすると思っていたら・・・
ハングライダーをする人が
「今日は西風が吹かないので黄砂がなく山が特にきれいに見えるのだ」と教えてくれた。

山麓の水をはった田んぼには雪山や桜や菜の花が映りこんでいた。

細尾さんと3人で来た6年前と同じくらいのペースで登れていたので、行こうと思えば前回同様1日で稜線まで行けたと思うが、今回は天候が良すぎて日程が余ってしまいそうなので冬に来たときにも泊まった最後のコブ、西遠見で今回もテント泊することに。
なんだかんだいっても年々モチベーションは下がっているのかもしれない。
2人で運転してきた分眠気がひとしお・・・テント張ったら即お昼寝。

手前のツギのあたったテントが私たちのテント(笑)。

     


大好きな樹。また会えてうれしい!

     


10年以上前のGWに登った鹿島槍の天狗尾根
険しく長大な尾根、充実した登山だった。

        

長年山をやっているとこうして思い出といっしょに歩くようになる・・・。


日が五竜岳の向こう側に落ち、黒々とした五竜岳と手前の黄色い小さなテントがなんかいい雰囲気でしょ?

           



3回も敗退してきた五竜岳に今回やっと登頂。頂上から見た鹿島槍。よほど五竜に嫌われているらしく、早く帰れといわんばかりに雲が・・・。

     

頂上直下の急な雪壁を他のパーティは後ろ向きになってゆっくりゆっくり下山していったが、まだ朝も早いというのに気温が高すぎて雪が腐ってきており、危険を感じたので、私たちは雪と岩がミックスになった夏道の方を下りた。
あの雪壁ではちょっとでも足をすべらせたら終わりだが、夏道の方はよほどハデに滑落しない限り岩で止まる、というのがカロリーの判断。
そういえば、ここを下るときのために長いシュリンゲ2〜3本とカラビナ3〜4枚を各自持ってきていたんだった・・・大ザックの中に忘れてきてしまった。
まあ、持ってきていたところでこれだけ雪が腐っていては支点もとれなかったと思うけど・・・

何年経とうと山の厳しさは変わらないのに、慣れるにつれいいかげんになっていく自分たち。


五竜の頂上から離れるとすぐにまた快晴になり、夏山のような暑さの中、唐松岳へ。
あとで知ったけど、この日は長野市で29.5℃を記録したとか。
6年前は雨と強風でお腹が冷えてつらかったので、今回は初日の登りから雪山用の下着を着て大汗(笑)。
2日めもさすがに稜線は冷たい風が吹くだろうと思い、リーダーがとめるのもきかずに雪山用の下着を着たまま・・・すんごく暑かった(泣)。


雪が少なくほとんど夏道だった前回とは違い、今回は中途半端についた雪がとけかかってちょっと危ないところも。
鎖場がかなり続いたけど前から? まったく覚えていない。
私たちと反対の唐松から五竜に向かう人が圧倒的に多く、狭い岩場ですれ違うのがちょっとスリリング。


唐松岳山荘前にテントを張って昼食のラーメンなどつくってのんびり。

テント場からの景色。

         


4時すぎ、唐松岳頂上へ向かう道の途中、これだけ離れてもにぎやかな人の声が聞こえてくる小屋を雷鳥のカップルが不思議そうに眺めていた。

         


ここ5、6年のうちに、春、冬、夏と3回登頂した唐松岳、4回めも成功。そんなものです(笑)。

         


夜になるにつれ雲が出はじめ、前夜とちがって星は全く見えず・・・
というわけで翌朝はなんの未練もなく八方尾根を下山。

前回はものすごい風でピッケルに頼りながら3時間近くかかって下山した八方尾根も今回は穏やかで、たぶん2時間程度。
なのでリフト乗り場に到着したころはまだ朝の8時すぎ・・・登山はほぼ2日だった。
とうとう雨がパラついてきたとはいえ、やっぱりもったいなかった気も・・・どないやねん!(笑)。

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